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休校対策 どうするのが本校にふさわしいのか?

9月中旬に新しいイシューを提案しました。
「2週間の休校/学級閉鎖になったとき、ICTを活用した学びの保証をどのように行いますか?」

本校は、近隣中学校でコロナ感染者が出た(9月上旬)ことを受け、
様々な対応を迫られました。
渦中の中学校の対応も間近で見ることができました。
その対応は、全教職員に多大な労力を伴うもので、
(大切なことのはずなのに、、)現実は、学習保証どころではないことが分かりました。

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と、いうことで、
「事前に議論をし、方針を決めておく必要がある!」
という私の提案は、すんなりと受け入れられ、学校全体で議論することになりました。

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まず、先生たちのアイディアを集めました。
非常に多様な活動が上がってきました。
<アイディア>


先生たちは、できるかどうかではなく、
子どもたちに様々なことを提供したいと思ってくれていることが分かりました。
それを「できる!」に変えていくのが私のやることだと感じました。

何を問題点として感じているかも上げてもらいました。
<問題点>


上がってきている問題点を解決できる対策は、なんとかできそうです。
全ての疑問に応えられる対策を着実に進めていけると自信を持ちました。

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その後、校長が最終的な意思決定を行いました。
STEP①:LAN整備が完了するまで
 →教育委員会が作成していくれているPPT資料を活用して、
  管理職が配信動画を作成する。

STEP②:LAN整備完了後
 タブレットを使って、しっかり対応する。
 子どもたちが使えるように、学校で使い方の指導を行う。

これを受けて、今年度中に何を体験させるかは、
リストアップして、先生たちとの意見交換が必要そうです。
そのために、先生たちにタブレットでどんなことができるのか、
知ってもらわねばなりません。
児童用タブレットを先生たちに開放して、
とにかく使ってもらうことにしました。


ICT活用というと、よく議論に上がる話があります。
緊急対応を議論する本件でも、この話が出てきました。
「家庭の支援が受けにくい子はどうするのか?差が開くのでは?」
です。

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「彼らのため”for”ではなく、彼らとともに”with”、そして彼らの今後のため”after”を念頭に行動することが正しい姿勢であると思います」
台湾デジタル大臣 オードリータン氏の講演より

お話しされていた全く文脈は違いますが、
この言葉、「家庭の支援が受けにくい子がいるのでは、差が開くのでは?」
というICT導入に関する議論の返答にも使えると思いました。

家庭の支援が受けにくい子がいるから、
彼らのためにみんながやらないのではなく、
彼らとともに、どう使えるようになるか考え、
彼らの今後のために何を行動していくことが大切な姿勢ではないかと思っています。

#GIGA #休校対策 #家庭の支援 #学びの保証 #ICT活用



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