PC室、不要な存在に?!

現場には、いろいろな情報が落ちていて、
一つ一つのことは、本当に地道だなぁと感じる今日この頃です。

予算計画立案

来年度の予算計画の提出締め切りは、1月末です。
「情報教育に関する予算計画かぁ。面倒やなぁ。」
「パソコン700台ほど、その他周辺機器もいっぱい入ってきたし、
さらに何が欲しいんかいねぇ。」
「がっこいい縦型のホワイトボードが欲しいなぁ。」
と、ぐるぐる考えていました。
予算起点で考えるから、考えがまとまらないことに気がつきました。

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「そもそも、これからどうなっていくんやろ。。。先が見通せへん。」
と、後ろ向きの声を発する小さい私もいましたが、
見通しがないなら、
ビジョンをぶち上げてもいいはずだと思い至りました。

まず、状況を整理

①1人1台が実現したら、PC室が不要になる。
 教室にパソコンが出払ってしまうから。
②PC室に存在していた端末(GIGAで入ってきた端末よりスペックが高い)が不要になる。
③今ある学校中のテレビが廃棄処分され、
 新しいものに入れ替わる。
④PC室は、旧視聴覚教室だったため、暗幕がついている。
 
よーく考えてみると、今は、
この空になったお部屋、廃棄予定の道具たちを使って、
計画的に、子どもたちにとって価値のあるスペースに
作り変えられるチャンスだとわかりました!

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とはいえ、公立学校には、十分なお金がありません。
みなさんがびっくりされるくらい、本当にありません。涙
予算がないなら、知恵を使うしかない!と腹を括って、頭を使い始めました。

ビジョンを描きたい

ICT教育部の先生たちに、相談しました。
冬休み中の相談(立ち話)だったので、
時間と作業に追われずに、ゆったりと意見がいただけました。
授業が始まってしまうと、なかなかこうはいきません。

「予算を気にしないで作るとしたら、どんな部屋にしたいですか?」
 ロボット、ドローン、
 プログラミング、
 3Dプリンタ、
 プレゼンルーム、
 いす・机をおしゃれにしたい、
 プラネタリウム、、、、(夢は膨らむ)。

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そして、
「令和の小学校への転換シンボルとなるような空間、テクノロジーを体験できる部屋にしよう」
というコンセプトを立てました。
そして、
部活やクラブだけに活用できる部屋ではなく、
日常の学習にも役立つ部屋になるように考えていきたいです。

校長にプレゼン

校長先生に、現状と、コンセプトイメージだけでなく
必要そうな物品をリストアップし、具体的な予算規模を提示しました。
サポートしてくれる人材確保のイメージも共有しました。

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すると、、、、、、
なんと、、、、、、OKをいただきました!
また、仕事が増えます。(笑)

ビジョンを現実にするには、幾多のステップがありそうですが、
コツコツ頑張っていきます。

#GIGA #学校のPC室 #令和の小学校 #ビジョン  

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