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東京の休日 #132 〜【ガブリエル・シャネル展】世にも美しいドレスの祭典へ〜

ファッション好き
アート好き

双方の方が愉しめる展覧会が現在
三菱一号館美術館(丸の内)にて
開催されております。

『ガブリエル・シャネル展 
Manifeste de mode』



2020年〜2021年にかけ
パリで開催されていた
『Gabrielle Chanel. Fashion Manifesto』展の
国際巡回展のこちら。 

60点近いスタイルと
香水、ジュエリーが展示されております。


見どころは、

・普遍的な美しさ
・ドレスとジュエリーの比較
・シャネルの装いの館内

でしょうか。



・普遍的な美しさ


「纏ってみたい♡」と
世にも美しいコレクションに
心ときめいてしまったのは

1920〜30年代のドレスもジャケットもコートも
古さを一切感じないからです。


女性のもつ曲線の優美さに
華を添えるそれらには

時代を経ても色あせることのない
「普遍的な美しさ」が宿っているように
感じました。



それ以前の時代のコルセットで
ぎゅーっと曲線をつくり出すこととは違い

自然にあるものを引き立てるという発想も
それを実現するデザインも
技術も素晴らしいなと

一つ一つの衣装に関心しながら
鑑賞してしまって。



・ドレスとジュエリーの比較


時代に新しい風を吹き込んだ印象のある
ガブリエル・シャネル。

お洋服にはそれが現れているように
感じたのですが
ジュエリーはまた一味違うのです。

どちらかというと
1400年〜1600時代のルネサンス期の
絵画を彷彿とさせるような

宗教性に溢れているのです。

ドレスやジャケットを拝見したときには
彼女の思想や理想像をみて取れる一方

ジュエリーからは
彼女の心のよりどころ、伝統を重んじる
一面を垣間見れて

さらにガブリエル・シャネルという
人物への興味がそそられました。




・シャネルの装いの館内


三菱一号館美術館に
通い慣れた方でしたら

今回の「シャネルの装い」をした
館内が新鮮なものに映るかと思います。


モノトーンと煌びやかな光で
シャネルの世界観が表現されていて

普段とは異なる
三菱一号館美術館がみられました。


また館内には、
「パリ」を再現した
フォトスポットがあります。

ガブリエル・シャネルの
パリのアトリエの象徴だった

「鏡張りの螺旋階段」が
再現されているのです。



こちらの空間、とても面白いですので
ぜひ皆さま記念撮影してみてくださいね。



そして、お土産には

№5 CHANEL
(シャネルの5番)の香水の
小さなサンプルをいただけます。


展示もされているだけに
記念となって嬉しいですよね。



ということで今回は
日本で32年ぶりとなる

ガブリエル・シャネルの回顧展について

お伝えしました。




館内は作品保護のため21度と
涼しくなっておりますので
羽織りものなどをお持ちになること
おすすめいたします。


写真・文=Mana(まな)

『ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode』
会場:三菱一号館美術館

 東京都千代田区丸の内2-6-2
会期:2022年6月18日(土)~ 9月25日(日)
開館時間:10:00〜18:00※⼊館は閉館の30分前まで(祝⽇を除く⾦曜と会期最終週平⽇、第2⽔曜⽇は21:00まで)
休館日:月曜日(但し、6月27日・7月25日・8月15日・8月29日は開館。)
https://mimt.jp/gc2022/

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