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【英国大学2年目】勉強の仕方について考えよう

なぜかちょっと傾いているけど、弊学のMain Library (Law)の図書館。LawはUCLにおいて(というか大学において)入るのがとても難しい学部だからこそ、こういう良い図書館があるのかなと思う。


私はこのNoteを自分の思考整理のために使っている側面があるので、こういうタイプの記事は普通に後から見返して「こうやってやればいいのか〜」と思ったりするのに使う。頭がいい人って別に書き出さなくても思考を整理できるイメージがあるけど、みんなどうやっているのか?

Readingの範囲

英国の大学は、基本的にReadingの時間が授業の大半である。それは授業の大半とは言わないのではないかといえばそうなのだけれど、比較政治の先生に言わせれば、75%がReading、残りの25%が講義とセミナー(少人数ディスカッション)ということになるらしい。ただ、この数式を安易に信じると、2時間の講義と2時間のコースワークや復習、16時間のReadingという狂った結果になるので、ちょっと誇張された表現ではあると思う。

去年は一応Readingをやって、ノートを取って授業を受けて、その復習をする、みたいな感じで授業を受けていた。しかし、この方法の問題点は「授業の内容」と「Readingの内容」が部分的に組み合わさる形になって、その週のトピックに対するコンプリヘンシブな理解を得られる訳ではないことにある。コースワークのエッセイを書こうとした時に(提出課題である小論文を提出しようとしたときに)、「この週のレクチャーの内容をエッセイに取り込みたいな」と思ったときに、Referenceできる文献が無くなってしまって、結局自分で探し直さなくてはいけなくて時間がかかったり不完全になってしまうところがあった。

エッセイを書くときに参考文献が揃っていなければ、揃えるところから始めないといけないのであり、それは余り得策ではないー最高評価を得たいならば。

なので今年は、マストのリーディングをする→講義を受ける+セミナーを受ける→足りないReadingを補う=復習完了 とすることにしたいと思う。講義やセミナーを受けている途中に「このReadingと重なる部分があるぞ!ここを論拠にできるぞ!」と思ったら、そこは紐づけておく(Notionを使えばウェブのようにリンクをすぐ貼れるので便利でいいですね)。で、足りない部分については教科書や他の資料を使って補っておくことで、試験の前になったら「論拠は揃っている」状態にしておきたいわけだ。2年目はこの勉強サイクルで行くぞ。


なんか洒落たLecture Room

Readingの深さ

大抵の学術論文や本のチャプターは、A420ページくらいである。一つの授業について3束くらい課されることが多いので、1週間に12束読むくらいの計算になる。私や社会科学+ちょっと哲学(政治思想)なので、そこに社会哲学分の本が入ってくることになる。今のところノートを取りながら途中の例なども理解しながら読むと1時間で1束が限界で、1週間で12時間が必要になることになる。

英国の大学では、ScammingやScanningが大事ですよ、と常に言われる。もっともっと時間を削って、内容をサクッと理解する能力を身につけた方がいいのか…?とずっと思っていた。が、数日前に同じ学部の人と話してみて、やっぱりそれくらいの時間をかけてしっかり読んでいないとコースワークのときに論文を使うくらいのレベルの理解はできないよね、と合意に至った。やっぱり試験でいい成績を取りたければ、コツコツ真面目にやるのが最短距離ではなくても最適解なのかもしれない。

ので、今年も時間をきちんと割いて読んでいきたいな、と思う。

おまけ:お弁当

あと、勉強とは関係ないけれど、1学期の間はお弁当を作ってみることにした。ピーマンの代わりにパプリカを使ったら、色合いがゴミになってしまったけれど、そんなお弁当で1学期を開幕。

出汁粉を適当に混ぜ込んだ卵焼きが美味しかった。毎回これにしよう(それでいいのか?いいよ)。


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