金払っているねんからエエやんけ事件

大型試験を、一回や二回で合格出来るような天才ではなかったマン。外周に出れたのは2回目で、お情けで完走させて頂いたのは3回目でした。
得意とまでは言わないが、特に苦に感じなかった課題もわりとあった。
波状路は尻を持ち上げて半クラで通過しただけだし(違ったらゴメン)、スラロームはアクセルにメリハリをつけてなんていうけれど、右に左にハンドルを切ってたら終わった様な気がする(苦労している人がいたらすいません)。逆に苦手課題もあるわけで、それは一本橋と急制動。さて、その一本橋。試験では脱輪即中止なのは当たり前で、限定解除では10秒以上かけて走行しなければならない。よく言われているのは、のったらクラッチを切ってリアブレーキでスピード調整、視線は出来るだけ遠くに、これらが王道なのだ。
しかしこれだとマンは8秒位でわたってしまう。もっとネバらねば。すると例の知り合いが
⌈視線は下の方がいいよ。フロントタイヤの前ぐらいで⌋。
何というセオリー無視!それだとハンドルフラフラやん。でも半信半疑でやってみると意外とイイ。確かに多少フラフラするけど、橋本体が目に入るので微調整しやすい。
ただ終始、微調整しなければならないので集中力はかなり必要。
もう一つの難敵は急制動。中型免許の時から苦手でした。大した速度は出てないのに、ブレーキを掛ける地点と絶対の停止位置を決められると、何故かあんなに難しくなる。土山の教習所で中型の卒検の時、雨で路面が濡れていたせいか、スリップして転倒したコがいた。別にそれがトラウマになっているわけではないし、その時のマンは一発okだったから問題はなかったけど、なんとなく思い出してしまう。
それに急制動は課題の中でも最後の方。完走出来る位の調子のいい日にしかヤラせてもらえない。試験代は当然払っている。金を払っているのになかなかヤラせてもらえないのだ。これでは一向に上達しないが、ルールなのだ。偉い人には従うしかないのだ。
しかし何と、その偉い人に牙をむく御仁が現れた! (急制動とは直接関係ないが)。それは試験中の出来事。クラクションで試験終了、だいたい制限速度位のゆっくりしたスピードでスタート地点に戻るのだが、その御仁、
制限速度×2ぐらいで戻ったのよ!(やけくそというか、ストレス発散というか)。当然、天の声が⌈君は何を考えているんだ‼⌋。厳重注意で二か月間出入禁止処分(と、噂で聞きました)。
その御仁が合格に至ったかどうか知る由もないけど…
金を払ってもダメなことはダメなのよ。普通の金の使い方しか知らないマンが買いに行ったのは、次回 
          ⌈バイクカバ-ありますか事件⌋です。

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