国民の違和感は9割正しい1.

これは私が気になって2024年4月7日に書店で買った本の名前です。
堤未果さんという国連職員も経験されている国際ジャーナリスト。
書店ではベストテンに入る売れてる本になってました。
これからこの本の部分を抜粋しながらご紹介していきたいと思っています。

まずはこの本の はじめに の部分から抜粋してご紹介します。
最近、<なんだかおかしい>と、感じることはありますか?

2024年「日本経済新聞」が出した夕刊記事「東京株式市場で日経平均株価が史上最高値更新」によると、89年のバブル期を超える、4万円台を突破。証券会社や企業のトップが、歓声を上げる姿がテレビに流れました。
岸田首相が掲げた「所得倍増」では、給与はちっとも上がらないのに、国民は自己責任の「資産倍増」をやたら推され、猫も杓子も「新NISA」デビューしたのです。かってのバブル期と違い、円安で国内企業が買いたたかれると、外資系企業が喜び、内需は冷え込み、庶民の生活は苦しくなるでしょう。
業界では近い内の大暴落の噂もささやかれるこのタイミングで政府とメディアと金融業界が、投資をするなら今がチャンスと!とばかりに過剰に煽る光景は、コロナ禍でのパソナ・電通による<マイナカード大感謝祭>を思わせます。裏金内閣の財務大臣が「安定した資産形成」などとベタ褒めする姿も、不吉を感じずにはいられません。違和感のアンテナが鋭い人なら、新NISA祭りも背後に見え隠れするアメリカの影や、マイナンバーと紐づく口座が一気に増えることで、財務省と河野太郎デジタル大臣がそっとほくそ笑む姿に、もう勘づいているでしょう。
2020年以降、日本でも政府やマスコミの言う事やることに、何やらモヤモヤした違和感を覚える人が、急速に増えてきました。
言葉で説明できなくても、周囲から浮きそうで出せずとも、違和感は、私達が太古から持つ動物本能で察知する、危険を知らせるアラームです。
年齢と経験値を重ねるほどに、何だかもやっと感じたことが、後になって「やっぱり!」と腑に落ちる制度が上がってゆくでしょう。
ウズラの卵で一人窒息死が出ると、大騒ぎしてすべての卵を廃棄するのに、ワクチンで何万人死亡しても、立ち止まるどころかわざわざ工場で大量生産し、定期接種を推奨してくる国。スター選手大谷翔平選手結婚報道の陰で、種や水道に続く、通信インフラ(NTT)の民営化や、緊急時に自治体や農家や病院を、国の支配下に置く法改正。脱税している人が納税を呼びかけ、法律を守らない人が憲法改正を訴え、戦争に行かない人が戦争の準備をせっせと進める今の日本を、おかしいなあと感じている人は、決して少なくないのです。SNS企業と政府が情報を囲い込み、異なる意見は封じられ、全体主義の空気がじわじわと迫る中、疑問を持たず問うこともせず、黙って言われるままに従っていれば気付いた時には主権を失い、ディストピア(非人道的または恐ろしい社会)に生きることになるでしょう。
けれれども私たち国民が、違和感を感を決して見逃さず、思い込みを外し、冷静に問いを立て、意図的に行動を起こすなら、自分と家族だけでなく、祖国や地球の未来まで、必ず守れる事でしょう。
この繊細な感性を、私たち日本人は皆先人から受け継いでいるのですから。

次回からは本分の抜粋で、第1章は
「災害の違和感~立ち止まれますか?
です。