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宝塚記念

競馬を好きになったのはいつからだろう。なんで興味を持ったのだろう。周りに競馬に詳しい人がいたわけでもない。
こんなことを考えると浮かぶ一頭の馬名がある。
「アイルトンシンボリ」。
確か最初に買った馬券、そして的中した馬券はアイルトンシンボリの複勝だったハズだ。そのレースは1994年の宝塚記念。
ビワハヤヒデが、断然の1番人気に応えて5馬身差でぶっちぎったレースだが、8番人気で2着に突っ込んできたのがアイルトンシンボリだ。
なぜアイルトンシンボリを買ったのか、定かではないが複勝とは言え、人気薄の馬を的中させたのは少年の胸をときめかせたんだと思う。
ちなみにアイルトンシンボリは、3年連続で宝塚記念に出走し、5着・2着・5着の成績を収めていて宝塚記念に相性の良い馬だった。

当時は競馬に人気が高まっていた時期だったように思う。オグリキャップのドラマチックな有馬記念が1990年、トウカイテイオーが無敗でクラシックを席巻したのが1991年、メジロマックイーンが活躍したのが1992年、ウイニングチケットが柴田正人にダービーをプレゼントし、ビワハヤヒデとナリタタイシンの3強が三冠を分け合ったのが1993年、ナリタブライアンがシンボリルドルフ以来の三冠馬となったのが1994年。
今ここに列挙しただけで心ときめく馬が沢山いた。

このような社会的背景があって、アイルトンシンボリの馬券を的中したことで、競馬に一気にのめり込んで行ったんだろう。
競馬を始めるきっかけとなった宝塚記念。
初心に戻り、予想したら当たるかな。

【宝塚記念予想】
フルゲート18頭で行われるのはアドマイヤムーンが勝った2007年以来2度目。その他16頭、17頭立てで開催されたケースを見ると、差し・追い込みの馬が馬券になっているケースが多い。
2015のデニムアンドルビー、2018のワーザーしかり。阪神競馬場の特徴は芝が重くスタミナ消費しやすいこと、直線が短いためコーナーからの捲り合いになることが挙げられる。宝塚記念も頭数が多いと特徴通りの傾向が強くなり、ラスト1ハロンでバテ合いの勝負となるので、追い込みが届くのだ。つまり瞬発力よりもスピードの持続力が求められる。
今年はどうか。メンバーを見ると確固たる逃げ馬が不在でダンビュライトが先手を取る可能性大。キセキは2番手、3番手からのロングスパートだろう。
となると例年通り3コーナーからペースが上がるスパート合戦と予想する。

◎ 2 ペルシアンナイト
過去の好走例は皐月賞2着、大阪杯2着、マイルCS。いずれも瞬発力よりもスピードの持続力が求められるレース。
瞬発力が求められる東京競馬場は着順が落ちる。
2200mは初めてだが皐月賞と大阪杯の内容を見るとむしろ合うのではないか。
休み明け2戦目の上昇、2枠、父ハービンジャーの血統、宝塚記念に強い和田ジョッキー、とプラス材料がズラリ。
おそらく、G1勝利のラストチャンスだろう。

◯ 7 ワグネリアン
ダービー以降はG1では善戦止まり。瞬発力不足が出てしまいペースアップするところで置かれてしまうように見える。私も本命に推した前走の大阪杯はまさに3コーナーでインに押し込められ位置を下げてしまった。その点、大阪杯より200mの距離延長は大きなプラス材料。早めスパートが出来れば勝つチャンスもある。

▲ 12 モズベッロ
前々走の日経賞は不利がなければ勝っていたと思われるレース。中山2500mは有馬記念が行われる舞台であり、小回りでスピードの持続力が求められるのは、阪神2200mと同じ。これが有馬記念と宝塚記念の連動性が高い理由。
前走の天皇賞はスタミナと瞬発力が求められるレースになってしまい距離適正が出てしまった。距離短縮は好材料。勝負師、池添ジョッキーも心強い。

△サートゥルナーリア
東京マイルでの競馬が見たいと思うほど、瞬発力に特化した能力がある。スローからの瞬発力勝負においては現役最強のポテンシャル。半面、スピードの持続力が求められるレースは苦手だと思う。ラスト100mでリスグラシューにちぎられた有馬記念、ラスト200mで差し返されたダービーからそれを感じている。
能力は高いし、ルメールジョッキーなのでうまくカバーしてくるとは思うので抑えの評価。

〈買い目〉
単勝 2 ペルシアンナイト

馬連
2 5 7 12 BOX

三連複
一頭軸 2→1 5 7 8 12

三連単
2→7→12
2→7→5
7→2→12
7→2→5

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