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オークス

東京優駿牝馬とも言われる3歳牝馬のクラシック2戦目である。

私はこのオークスは好きなG1だ。

過去の名勝負もさることながら適距離ではない(と思われる)馬たちが東京競馬場のクラシックディスタンスに挑戦する。

クラシック第1弾桜花賞の1600mから一気に800mの距離延長。

明らかに1600m向きの馬たちが2400mに挑戦してくるのである。

ワンダーパフューム、キョウエイマーチ、テイエムオーシャン…など桜花賞を鮮やかに制した馬たちがオークスで苦戦するケースをよく見てきた。ただ、苦戦と言っても3着に来ていることも多い。

一方で距離適性を持ち、スケールで圧倒するケースも多い。

1992~5年間の勝ち馬はベガ(トニービン)、チョウカイキャロル(ブライアンズタイム)、ダンスパートナー(サンデーサイレンス)、エアグルーヴ(トニービン)、メジロドーベル(メジロライアン)。

いかにも長距離適性を持ち、牡馬相手でも戦ってきた強者ぞろいである。
最近3年もアーモンドアイ、ラヴズオンリーユー、デアリングタクト。

オークスという舞台は牡馬とも互角で戦える底力を試される舞台である。

今年もスターの出現を待ちたい。

<オークス予想>


無敗の桜花賞馬ソダシがオークスに挑戦してきた。
本来であれば圧倒的な人気になるのだろうが、イマイチ人気がない。
毎回接戦のレースぶり、父クロフネというパンチの弱いイメージ、吉田隼人ジョッキーという点が過小評価を招くのだろう。

確かに今回は勝ち切るのは難しいとみる。
ただ、前出のように底力が試されるレースということを考えるとあまり惨敗することも考えられない。3着付けで狙っても良いかもしれない。

◎14 ストライプ
父ルーラーシップで短距離よりも中距離寄りの適正。母グレイスフラワーは東京2400m(1600万条件)を勝利している。血統的には東京2400mがぴったりである。
前々走のクロッカスS(東京1400m)で快勝。上がり3Fレースラップ(11.1-11.1-11.2)の3ハロン連続の高速ラップを鮮やかに抜けた脚はちょっと違った。前走の桜花賞は内で包まれて戦意喪失だったがあれが実力ではないのは明らか。また輸送も影響した。
今回は地元でのレース。得意の東京でちょうどいい外目の枠となった。
ジョッキーもベテラン柴田善臣でスムーズなレースができれば3着以内はあっていい。

○13ファインルージュ
桜花賞で本命に押したこともあり、レースぶりを注目してみていた。インで上手に立ち回ったが4コーナーで前が詰まり切り替えるシーンもあった。あれが無ければという強い内容だった。
中山1600mの外枠から外を回って勝ったフェアリーSの内容から力は間違いない。キズナ産駒は今年のG1戦線で大活躍。
今回は福永ジョッキーを確保してまさに勝負に来た。

▲ 5クールキャット
前走のフローラS、16番枠から先行して買った内容は素晴らしい。圧倒的に外枠不利な東京2000mで外枠から勝った馬を久しぶりに見た。
それだけ力が抜けていることに他ならない。
今回は武豊ジョッキーを確保してきた。先行できる自在な脚質も有利。

△ソダシ、ウインアグライア、ユーバーレーベン

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