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どんなトレーニングをすれば握力は強くなる?🤔ホントのところ…

前回リストカールは握力強化のメイントレーニングではない!と記事にしました。じゃあどうすれば強くなるのか?と言う事で、今回は握力トレーニングの考え方と、ハンドグリッパーについて書いてみます。

皆さんも一度は握った事があるでしょう。スポーツ用品店やホームセンター、最近は100均でも売ってますね。ハの字型でカチャカチャと握って、握力を鍛えよう‼️というアレです。アレ…ハンドグリッパーって言うんですよ。握力強化の必須アイテムと言っても過言ではありません。今回はハンドグリッパーを例にして話を進めます。因みにこれを閉じれば握力〇〇kg‼️という強度数値は厳密に言うとウソです。機会があれば別で記事にします。

殆どの店舗で販売しているタイプのハンドグリッパー(以下グリッパーと略します)は、100均で売っている程度の強度なら、大抵の男性は一撃で閉じてしまうでしょう(この閉じると言うのは、握る部分の端と端がくっついた状態を言います)閉じた時思うのです。これを使って限界までニギニギしていれば、握力が強くなってリンゴも一撃じゃい⁉️と…

残念ながらリンゴを砕く事は永久に無いでしょう。

何故なら、簡単に閉じれるグリッパーでは握力強化ができない(厳密に言えば強化に寄与する事が出来るのですが、後半に書きます)からです。イヤイヤ、何回も握ってたら前腕がパンパンになって強くな…

なりません‼️それ…ただ疲れてるだけです。

トレーニングをするのと、ただ疲れるのとでは一見似た様な行為であったとしても、全く結果が異なってきます。

ベンチプレスを例にしてみましょう。一般的なオリンピックシャフトであれば20kgの重さです。これを一回挙げるのに潰れる成人男性は先ずいないでしょう。ではこのシャフトだけで、もう挙がらないとなるまでベンチプレスをやったとして、果たしてMAX重量はドンドン更新するでしょうか?「俺さぁ、ベンチ100kg挙げれるけど、トレーニング内容はシャフトのみで限界までやるだけなんだよね👍」なんて人は多分いません…多分…

結論から言うと、強い握力を手に入れたければ高強度の負荷で低回数をやれば良いのです。強い力を育てるための「高強度×低回数のトレーニング」は、おそらくどんなスポーツでも共通して言えるベーシックなメニューでは無いでしょうか?しかし、何故か世間一般の握力に対する認識では、握力強化にこのベーシックメニューが当てはまりません。皆さん握力素人方程式(失礼(⌒-⌒; ))に陥ります。

握力素人=強くなるために毎日やろう(`・ω・´)キリッ

いや、待て待て( ;´Д`)

ベンチプレスを強くするのに毎日やるかい⁉️分割法でやったとしても週に一回か二回でしょう?ところがグリッパーになると、何故か毎日やってしまうんですよ。何故かって❓答えは簡単、グリッパーは手軽だからです。いつでも何処でもトレーニングできるのがグリッパーの良いところです…が、高強度グリッパーをポケットに入れていれば、例えば街中の信号待ちでもスッと取り出してできてしまう。コレがグリッパーの怖い所です。ベンチプレスと照らし合わせてよく考えて下さい、街中の信号待ちで、いきなり、ベンチプレスのMAXトレーニングを⁉️なんという言う暴挙‼️‼️‼️交差点でベンチプレスやっている絵を想像すると、トレーニングをしてない人でも論外ですが、冷静に捉えるとアップ無しでいきなり高強度トレーニングをするという怪我の危険性と、アップ無しで最高のポテンシャル発揮してトレーニングできるのか?という二つの問題があります。

こう例えるとグリッパートレーニングに対して、いかに間違った認識が流布されているかが理解できると思います。手軽さが売りのグリッパーですが、だからこそこういった間違ったトレーニングが横行してしまうのではないかと思うのです。

さて、最初の方で簡単に閉じれるグリッパーでは握力強化出来ないけど出来るみたいな記述をしました。この強度の軽いグリッパー(以下軽いグリッパーと略します)はアップ用として活用できます。握力トレーニングにアップ?と思うかもしれませんが、前述した通りベンチプレスやスクワット等と同じ考え方で捉える事が重要です。握力トレーニングも軽いグリッパーから徐々に強度を上げていき、メインセットは高強度グリッパーでガツンとやる‼️ウェイトトレーニーなら普段やっているものとなんら変わりません。つまり、普段のトレーニングメニューと同じ事をすれば良いのです。こうなると軽いグリッパーのもう一つの使い道が見えてきませんか?パンプアップ用です。コレもトレーニーなら常識ですよね?軽負荷で高回数のトレーニングです。当然メニューの後半、締めで行うトレーニングメニューですね。

握力強化のベースメニューは、スーパーザックリですが上記の通りです。100均等で売っている軽いグリッパーは、殆どの男性ならアップ用として利用できるでしょう。スポーツ用品店やホームセンター、〇〇キホーテ的なお店だと強度70kg⁉️等と表示されている高強度のグリッパーを買う事ができます。自分の力に応じて、これらを上手く活用していく事により、強い握力を手にできるでしょう。

強くなるためには、一風変わったハチャメチャトレーニングがあるのではないかと思うでしょうが、ベーシックなメニューこそ強さの基本です。中にはネガティブ!やホールド!!と言った、変わったグリッパーメニューも存在します。しかし、代わり映えのしない一見普通のメニューを続けてこそが強さの秘訣だと私は思います。そこをベースにアクセントメニューをやっていけば良いでしょう。今は閉じる事のできないグリッパーも、いつの日かアップ用として使う日が来るかもしれませんよ。

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イラッシャイ( ̄▽ ̄)底なし沼の入り口です。

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