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1/30DISCO ELYSIUM

ディスコエリジウムをクリアした。
誕生日にギフトで頂いたディスコエリジウムを先日クリアしました。
レビューと感想、ネタバレを含むのでご注意!

あらすじは泥酔して記憶が曖昧などうしようもない中年おっさんの主人公が生真面目な相棒と首吊り殺人事件を解決するという内容。
世界観は架空のヨーロッパ、時代は少し未来?
政治や戦争など暗い背景のあるディストピアめいた雰囲気。
人種とかも架空の物なのでこの辺を理解するのがちょっと難しかった。
でも主人公は記憶がないからわかんなくても大丈夫。

●システム
ディスコエリジウムは今までやった度のゲームにも当てはまらない斬新さと
複雑さ、それでいて没入感の高さがありました。
Aleksander Rostov氏が描くハードなアートワークがかっこいい。めっちゃかっこいい。主人公の無数の人格のアートがダークでグロテスクで、それでいて惹かれる不思議な味わいがある。(instagramとかでアートワークが見れるのでぜひ!)

まずたくさんある人格に初期スキルを振る。そうすると振ったスキルに合わせた行動が有利になったり、選択肢として出てくる。私は結構めちゃくちゃに振っちゃった気がする。論理と体力に振ったんだったかな。

TRPGでありながら自分の足で街を歩き回り、様々な事件の鍵となる材料を捜して回る。これも先述のスキルの振り方でどうやって事件にアプローチしていくのかが変わってくる。例えば門番みたいなやつが居て、その先に進みたい場合は、交渉してもいいし、蹴り飛ばしてもいいし、媚びてもいい。そういう大事な選択はダイスチェックで成功するか失敗するかが決まるんだけど、本当にダイスチェックなので、高くても失敗するし、低くて成功することもあってドキドキした。

色々な頭、首、手 上着、インナー、ズボン、靴を装備することでスキル値を増やせて、見た目も変わるからダイスチェックの度にトンチキな恰好になるのが面白かった。
エンディングもめっちゃ浮かれた服になっちゃって笑った。

●キャラクター
キム・キツラギさんが良すぎる…。
主人公と正反対に真面目で、最初は主人公に対して懐疑的な感じなんだけど、段々仲良くなっていって意外な一面が知れたりする。キムに嫌われたくない選択肢ばかり選んでいたけど、キムを困らせたくもなって色々してみたりしました。
ちょろっと調べたら主人公を罵倒して殺したクソ悪ガキが仲間になる選択肢もあるそうです。

他のNPCも個性と深い背景があって、話していくうちにみんな色々あるんだなあって考えさせられました。あとセリフは全部フルボイスなので没入感がすごい。子供がむちゃくちゃ可愛いくて用もないのに話しかけまくった。

●その他
事件の解決だけのイベントだけでなく、サブイベントをこなしていくのもすごく楽しかった。
逆にサブイベントが実は事件と関わってたり、全然関係ないと思ってたら、後から「え!」と思わせられたり、話が全然飽きなかった。
小説の中を何度も読み返しながら走り回っているような感じでした。

ただこのゲームは万人受けはしないゲームだな、とも思いました。
バトルアクションはないし、ストーリーは難しいし、システムもとっつき辛い、可愛い女の子やかっこいい美少年とかは出てこない。いじけたおっさんが舞台どこかの国の戦争だったり、暗い人の心や街の汚さを見たり、もやもやした後味の悪さがあったり。
だけどそれが深い味わいがあるんだなあと思いました。
あの街に生きているキャラクターたちのリアルさを肌で感じられておもしろかった。文章を読むのが好きで、世界観に入り込める人にはぴったりだと思います。ボリュームのあるステーキみたいなハイカロリーな飯ではなく、
強いスモーキーな酒を飲んでるような、夜に愉しめるゲームでした。
酒飲めないけど。

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始めたばかりの頃。サラミを何回ももらって食った。

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