わからないことが強みになる

わからないことが強みになる場合がある

辛さや悔しさ苦しさがわかる相手とは共感や支え合いができる反面、甘えや言い訳、慰め合いに終わることが多々ある。

何か打開策を探したいとき、
現状理解と把握は必須だが、その詳細を出すたびに、わかるわかる、と共感が得られると、その時のテーマの必要以上に抑えていた感情が溢れ出し、全部吐き出したくなる。

ひとしきり話して、じゃぁどーする?となっても
疲れ切って次回へ回したりする。

この繰り返しになるパターンは多い。
実際、多すぎた。


しかし、
ある程度の情報、エピソードを話したあと打開策を見つけるために必要なのは、
自分の感情のクセや、思考パターン、行動などの傾向だ。
さらに、今後どうしたいか、どうなりたいか、という目的や目標。

その際、相手が今後そうする、そうなるための手段やツールを熟知していると、
相談者の得手不得手を鑑みて、的確な選択肢を提示できる。

相談者の境遇を、感情は排除して客観的に俯瞰してみることができる。

知らないからこそ、他で使える強みを見つけられる。




たとえば、先日社労士の女性に出会った。
同じ志しを持つ女性だが、背景も視点もまったく違う。
彼女がなぜその道を選び、この志しを持つようになったかは不明だが、
彼女のスキルと知識と実体験から、私自身の問題点を洗い出し、私自身の強みや得意をどこでどう活かせるのか、という話になった。

社労士という仕事柄、国や自治体の制度や保険などの知識に長けている筈だ。
さらに、民間であってもその筋の協力団体なども熟知しているだろう。

その上で、私の何がどこまで通用するか、何が使えて、何があと一歩で、何が使えないのか、
それを知ることは、私にとって、自分の立ち位置を確認するために、とても有効だと思った。

その上で、最終的な自分の目標設定をする。

やみくもに動き回るのではなく、
現実的に正攻法を探る。

わたしはわたしでいい、
と自信を持って思えるために。


社労士の彼女に会って、

『知らないことが強みになる』という考えが確信に変わった。

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