たまにはサラッと聴くのもいいもんだ。ブランニューヘヴィーズとトロイモアで仕事の合間に休憩を（オススメMV #43）

こんにちは、吉田です。
オススメMVを紹介する連載の43回目です。（連載のマガジンはこちら）

この連載ではガッツリ聴いてもらう楽曲のMVが多いのですが、今回はどちらかというとサラッと聴いてもらう楽曲のMVを紹介します。
もちろんオススメの楽曲でありMVですので、ご期待ください！

まずは、明るくて元気が出る系のサラッとMVです。
ブラン・ニュー・ヘヴィーズの「Sunlight」、どうぞ！

明るくて楽しくて、ストレスが全くなく最後まで一気観してしまいます。
女性3名のキャピキャピ感もちょうどよく、イヤな部分がありません。
そして、あとに残らずサラッと終わり、仕事に戻っていけますね。

この楽曲はブラン・ニュー・ヘヴィーズ（The Brand New Heavies）という、ジャンルでいえばアシッドジャズのバンドですが、1985年結成で今も活動されているご長寿バンドです。
ジャズと言っても、ファンクやソウルっぽいので、ジャズが苦手な私でも違和感なく聴くことができます。

この「Sunlight」は、ブラン・ニュー・ヘヴィーズと何度も組んでいるエンディア・ダヴェンポート（N’Dea Davenport）の歌声も素晴らしく、ホントにいい楽曲です。
それに組み合わされるMVも楽曲の良さを引き立てる映像で、印象が強すぎず、かといって弱いわけでもなく、絶妙な頃合いです。
楽曲のサビのところでは、映像も少し強めになっていて（例えば3人の女性が水着で踊るなど）、よくできたMVだなーと思うことしきりです。
それに、3人の女性が水着で踊るシーンも、ヘンにいやらしかったりせず、明るいイメージに仕上がっていることも特筆すべき点です。

仕事で疲れた時など、このMVを見れば一発で元気になります。
そして、サラッとしているので、あとに強い印象を残したりせず、リフレッシュして仕事に戻っていけます。

続いては、ホッコリ系のサラッとMVです。
トロ・イ・モアの「Empty Nesters」、どうぞ！

もう、めちゃくちゃホッコリしますよね。
精神的に参ったときなど、やさしさに包まれたいときには最高のMVです。
楽曲もホッコリしますが、MVも超ホッコリさせてくれます。

トロ・イ・モア（Toro Y Moi）は米国のミュージシャンであるチャズ・ベアーのソロプロジェクトで、2007年から活動しています。
チルウェイヴと呼ばれるジャンルの代表的なミュージシャンとして紹介されることが多いのですが、聴いていただくとわかる通りホッコリとする独自の音楽性を持っているミュージシャンです。

この「Empty Nesters」は2015年リリースの5thアルバム「WHAT FOR?」に収録されているのですが、この「WHAT FOR?」は全曲クオリティが高くオススメです。ぜひ聴いてみてください。

5thアルバム「WHAT FOR?」から、もう1つオススメのMVを紹介します。
トロ・イ・モアの「Lilly」、どうぞ！

巨大なスーパーマーケットを題材としたMVですが、変わらずホッコリ感を提供してくれます。

しかし、この「Lilly」も先ほどの「Empty Nesters」も、楽曲とMVのホッコリ感のレベルが高く、なんでこんな楽曲やMVが作れるんだろうと不思議でなりません。
ここまでのホッコリ感を我々に届けてくれるチャズ・ベアーという人間自体に興味がわいてきます。

そんなホッコリ感を届けてくれるトロ・イ・モアですが、違うテイストの楽曲でも変わらぬホッコリ感を届けてくれます。
トロ・イ・モアの「Freelance」、どうぞ！

楽曲だけでなくMVも違うテイストですね。
しかし、変わらぬホッコリ感があり、安心できます。

この「Freelance」は2019年リリースの8thアルバム「Outer Peace」に収録されていますが、このアルバムは結構ビートが効いた楽曲が多く全体的にトロ・イ・モアらしさと言うか、ホッコリ感がイマイチです．．．
その点でいっても、先ほど紹介した5thアルバム「WHAT FOR?」の素晴らしさが際立っています。

今回は、仕事の合間にサラッと視聴してもらえる2つのMVと、おまけに2つのMVの合計4つのMVを紹介しました。
ひとつは元気にしてくれるサラッとMV、もうひとつはホッコリさせてくれるサラッとMVです。
ぜひ仕事で疲れた時に視聴して、元気になって、癒されて、お仕事に戻って頑張っていただければと思います。

ではまた次回に。