SNSをやめたワケ、再開したワケ

TwitterやLINE、Facebook、そして各種ブログやnoteなど、SNSやネット上での情報発信やコミュニケーションは、皆さん日常生活の中でフツーに使っていますよね。

しかし、私はほとんどSNSで情報発信しません。
Twitterは2010年に始めましたが2011年のツイートを最後に全く投稿をやめました。Facebookもほぼロム専でです。
「自己ブランディングのためにSNSは必須ですよ」とよくアドバイスいただくのですが、それでもやらないままでした。

しかし、今年2020年にやめていたTwitterを再開し、noteに取り組みや考えを綴ることにしました。
なぜ再開したのか、その経緯を皆さんにお伝えすることで、同じようにSNSで情報を発信されたりコミュニケーションを取られていない方の今後の検討の参考になればと考え、noteでこの経緯を発信することにした、という次第です。

では、「SNSをやめたワケ、再開したワケ」をご覧ください。

SNSをやめたワケ

2010年にTwitterを始め、2011年にはFacebookも始めました。
最初は投稿していたのですが、ほとんどが「ジムに行きました」などのごみ投稿か、「今日素晴らしい出会いがありました」などの具体性に欠ける投稿ばかり。
「これって、誰のために、何をしたくて投稿してるんだろう?」という疑問が沸き起こりました。

そもそも私自身、何かアクションを起こすときには、その目的や得られる成果を定義しないと気が済まないタチですので、「投稿する」ことが目的になっている、つまり手段が目的になっていることに気が付いた瞬間、投稿する動機づけを失い、Twitterの投稿はやめFacebookはロム専になってしまった...というのがSNSをやめた経緯です。

「そんなに深く考えずに、やったらいいのに...」と言われるのですが、そこは昭和のオッサンなので、ヘンなこだわりがあってチョットややこしいんですよね。

そんなワケでSNSをやらなくなり、あっという間に10年近くが過ぎていました。

SNSを再開したワケ

そんな私が、2020年1月よりSNSを再開することにしました。
それは、2019年に起こった2つの出来事がきっかけです。

1つ目の出来事は、ユーザーコミュニティメンバーとのやり取りです。

2019年は、私が事務局を務めているnestというユーザーコミュニティで様々な方と接する機会がありました。
ワーキンググループイベントにお越しいただくコミュニティメンバーの皆さんと交流会でやり取りさせていただく中で、思いのほかTwitterをやっている方が多いことに気づきました。

20代の方が顕著で、メールましてや電話ではなく情報発信や収集はTwitterやインスタ、コミュニケーションはLINEが定番のようです。まあ、自分の時間を削ってコミュニティに参加し、情報収集や発信、交流をされるような皆さんなのでなおさらとは思いますが、それにせよ私が普段接する方とは明らかに違っています。

20代や30代の方ならまだしも、40代やそれ以降の方でも「Twitterやってますよ」という方がおられるのに驚きました。しかも、40代以降でSNSをされている方は、皆さん意識して取り組んでおられました。
中でも採用に関連する業務をされている方やされていた方は、皆さん同じことをおっしゃっておられました。それは、採用活動にはTwitterでの情報発信やDMでのやり取り、LINEでのコミュニケーションは必須だ、と。
オッサンと若者とは情報の収集や発信、交換の行動様式が全く違うことに気が付き、採用とは関係のないところでもSNSを活用するように意識されているという事です。

これは私としては驚愕でした。
もちろん、話には聞いていましたが、この事実を体験している人からダイレクトに聞くことができ、「これが現実なんだ!」と改めて認識できたのです。

この行動様式の違いは、私にとっては大きな意味を持ちます。
今20代の皆さんが今後の社会の中核を担っていくわけですから、事業を企画し運営するうえで、次の世代の行動様式を把握し理解することは必須です。
特にBtoBの事業で、かつ金額単価が高額な商品を扱う場合は、企業の決裁権限を持つ方の行動様式を把握することは重要です。
今はうまくいっている事業でも、今後は行動様式の違う皆さんが決裁権を持ち、製品導入の判断をされるわけです。
しかも、その世代交代は急激に起こるのではないかと私は想定しています。

となると、次世代の皆さんの行動様式の把握は急務のため「Twitterを再開しnoteを使ってみよう!」となったのです。

2つ目の出来事は、ビジネスソンを申し込みが実質ゼロで中止したことです。

ビジネスソンとは、「2019年を振り返る。面白かったチャレンジTOP3」にも簡単に記載しましたが、私が企画し検証中の事業企画を体験する勉強会のことです。

このビジネスソンは、今まで4回、テスト的に実施しています。
私が所属するウイングアーク1stにオファーをいただいて実施した勉強会が2回、私の知り合いのSIerに話を持ち掛けて実施した勉強会が2回です。

更に様々な方に受講いただき、参加された方の属性と結果を比較して効果の検証をしたいため、完全にホワイトな方を対象に「新規事業立ち上げのための事業企画プロセス講義&グループワーク」と題して、connpassとPeatixに登録し、参加者を募集しました。

しかし、知り合いからの申し込みはあったものの、初見の方のお申込はゼロという悲しい結果でした。そして、「過去に主催者のセミナーを受講あるいは支援を受けた方のお申込はご遠慮ください」という条件であったため、最終的には実施を見送ることにしました。

ビジネスソンのプロジェクトメンバーからは事前に「多分人が集まらないと思います」と言われていたのですが、集客の手立てを全くしない状況で実施した場合の反応を確認したいこともあり、そのまま実施したところ案の定、という結果だったわけです。

予想していたとはいえ、ゼロとはショックでした。
内容自体は4回の実施で評価が高く、かつその4回の結果を踏まえてブラッシュアップしているため、参加いただく方に一定の満足を提供できる自信はありました。
プロジェクトメンバーに「こんなにいい内容なのに、なんで申し込んでくれないのか...」と言ったところ、「吉田さんって、全く誰にも知られていないですからね。当たり前ですよ。」と言われて「ハッ」と気が付きました。

私自身、事業立ち上げや営業リエンジニアリングの支援をする際、「いくらいい商品でも、その商品で成果が出る顧客にその商品の存在を知ってもらわなければ、話が始まらない」とお伝えするのですが、まさしく同じことが起きたわけです。

今までは、自分を知ってもらうことに対して無頓着というか逆に抵抗があったのですが、持っているノウハウを必要とされる方に提供したいと思っても、提供する手立てがないのは不幸です。

そこで、上のコミュニティでの気づきとあわせて、「よし、Twitterを再開しnoteを始めるぞ!」となったのです。

皆さんの中にも、SNSが苦手で自分から発信するのがイヤな方も多くおられると思います。私も同じです。
しかし、チョット始めてみようかなと思っています。
決して大げさな内容やキャッチ―な文言を書くつもりはありません。逆に、地味に進めてどうなるのか、を試してみようと考えています。

その変化のプロセスも、またTwitterやnoteで発信させてもらうので、興味のある方は引き続きご覧ください。

ではまた。

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