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日本のMV史に残る名作か?マキシマム ザ ホルモンのこのMVは刮目して観よ!(オススメMV #91)

こんにちは、吉田です。
オススメMVを紹介する連載の91回目です。(連載のマガジンはこちら)

今回は日本のMV史に残るであろう名作MVを紹介します。
このMVを最初に観たときは鳥肌が立ち、しばらく興奮が収まらなかったのを昨日のように覚えています。
当時ケーブルテレビの音楽チャンネルで放映されていたのを録画し、すぐさま保存版としてブルーレイディスクに移して大切に管理しつつヘビロテしていました。
しかし、今やTouTubeの公式チャンネルで公開されており、簡単に観れるようになっているのが、うれしいような、ちょっと残念なような気がします。

と、前置きはこれぐらいにして、超絶オススメのMVをご覧ください。マキシマム ザ ホルモンの「maximum the hormone」です。どうぞ!

ワケが分からないですが、とにかくスゴイ!
有無を言わさず独自の世界観に引きずり込まれ、気が付いたら向こう側の世界に行ってしまっているようです。

マキシマム ザ ホルモンは、1998年結成のパンクロックのバンドで、ポップスなど様々なジャンルの音楽も取り込んでいるものの、過激というかハードな部類に入ることは間違いないバンドです。

確実に私の嗜好からは外れているため、自らマキシマム ザ ホルモンの楽曲やMVを視聴することはまずありません。
いつものようにこのMVとの出会いも、ケーブルテレビの音楽チャンネルの録画を流し見していたときのことで、最初に観たときに「これはスゴイ!!!」と衝撃が走り、すぐさまこのMVの虜(とりこ)になってしまいました。
録画していたレコーダーのハードディスクが壊れてしまうリスクが怖く、すぐ保存用の(お値段高めの)ブルーレイディスクにデータを移動させ、まずはほっとしたことを覚えています。

このMVの特徴は、何と言っても曼荼羅っぽいというか仏教っぽい映像の世界観にあります。
といっても、どこが曼荼羅っぽいのか仏教っぽいのか明確にあるわけではなく、なぜか「曼荼羅」と「仏教」というのが私の脳裏に浮かぶのです。
つまり、そんな理屈はどうでもよく、いいものはイイのです。
曼荼羅をテーマにしたMVや、仏教というかインドをテーマにしたMVはそこそこあるのですが、曼荼羅や仏教のイメージをうまく取り込み、独自の世界観に昇華してる作品は私の知りうる限りこのMVしかありません。
ちなみに、曼荼羅ではきゃりーぱみゅぱみゅさんのMVや、インドでは平井堅さんのMVで面白いのがありますが、それらとは一線を画しています。
また、こだわってマジメに作っているようで実はメチャクチャふざけているというところもお気に入りで、ラーメンをテーマにした映像表現は最高ですし、「小さな君の手」というMVのさわやかな映像から入ってそのMVが表示されているモニターにげろを吐く...という恐ろしいテイストの切り替わりにも度肝を抜かれます。

実は、マキシマム ザ ホルモンには「爪爪爪」というこれまたメチャクチャ素晴らしい楽曲がありMVもあるのですが、残念ながらオフィシャルにはネットにアップされておらず紹介できません...

この「オススメMV」の連載では、特定のテーマで関連する複数のMVを紹介したり、特定のアーティストのMVをいくつか紹介しているのですが、1つのMVだけを紹介して終わり...というのは過去にはありません。
しかし、このマキシマム ザ ホルモンの「maximum the hormone」のMVについては、他に同種のMVがなく、かつアーティストとしても他に私のお気に入りで公式にアップされているMVがないため、泣く泣く1つのMVだけを紹介するという特殊なパターンになってしまいました。

どうしようか迷ったのですが、それでもこの「maximum the hormone」のMVを皆さんに紹介したい!というある種の使命感もあり、今回お届けする次第です。

ぜひこの「maximum the hormone」をご覧いただき、他には類を見ない独特の世界観を体験してみてください。
「確かにスゴイ!」とうなずいていただくこと確実です。

ではまた次回に。

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