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N*E*R*Dの不思議なMVをご紹介。ファレルウイリアムスの原点はここにある?(オススメMV #66)

こんにちは、吉田です。
オススメMVを紹介する連載の66回目です。(連載のマガジンはこちら)

皆さん、N*E*R*Dというグループを知っていますか?
1999年に結成され、今に至るまで5枚のアルバムをリリースしているのですが、グループの紹介はあとに回すとして、まずはN*E*R*DのオススメのMVをご覧ください。

N*E*R*Dの「She Wants To Move」です。どうぞ!

不思議な世界観のMVですね。
よく観るとワケがわからない映像ですが、それが全く気にならないのは素晴らしい楽曲とメンバー3名の存在感ゆえでしょうか。

YouTubeのサムネイルで一目瞭然ですが、N*E*R*Dはファレル・ウィリアムスがメンバーの一員となるグループです。
元々ファレルと友人のチャド・ヒューゴで結成したプロデュースユニットである「ネプチューンズ」のサイドプロジェクトとして、1999年にシェルドン・ヘイリーを加えた3名で結成されました。

ちなみに、ネプチューンズは凄腕プロデュースユニットで、以前の連載「セクシーMVではネリーとフィフスハーモニーがちょうどイイ!」で取り上げたネリーの「Hot In Herre」もプロデュースし大ヒットを飛ばすなど、数多くのヒット曲を手掛けています。

この「She Wants To Move」は、N*E*R*Dの2ndアルバム「Fly or Die」からのリードシングルとして2004年にリリースされた楽曲です。
重厚感と疾走感の両方を併せ持った、なかなか巧みな楽曲で、何度聴いても飽きません。
そしてMVの方はというと、ストーリーがあるようですがイマイチ把握できず各場面のつながりもよくわからないのですが、全体としては不思議な世界観が醸成されていて見ごたえのあるMVとして仕上がっています。
映像自体は取り立てて「ここがイイ!」というのは無いのですが、楽曲の重厚感が映像を重みのあるものに感じさせ、かつ楽曲の疾走感が映像をぐいぐい引っ張っていき、MV全体を良質なものとして認識させています。
この「She Wants To Move」のMVは、映像が楽曲の良さを引き出しているのではなく、逆に楽曲が映像の良さを引き出しているように思われます。
その点では希少なMVであると言えます。

さて、N*E*R*Dおよびネプチューンズは音楽好きの間では有名ですが、メンバーであるファレル・ウィリアムスはある楽曲で一躍有名人というか洋楽をあまり聞かない方にも名が知れ渡りました。

オススメMVというわけではないのですが、一応紹介しておきます。
ファレル・ウィリアムスの「Happy」です。

何も考えずに楽しめるというか、楽しくなる楽曲でありMVですね。

ファレル・ウィリアムスは多くの引き出しがあるというか、多くの色を持っているアーティストであり、それが作る楽曲の深みになっていると思うのですが、この「Happy」を聴いていると(あるいはMVを観ていると)、YouTubeのサムネイルの通り「白いファレル」だけが際立っているように思います。
決して悪いというワケではなく、私としては黒いファレルや赤いファレルのほうが好きなので、この「Happy」はあまり聴くことがないのが実状です。(重みのある楽曲や色気のある楽曲のほうが好き、ということです)

ファレルが関連する楽曲で最もお気に入りなのは、ファレルとナイル・ロジャースが客演しているダフト・パンクの「Get Lucky」なのですが、残念ながらネットにオフィシャルMVがアップされていないので紹介できません。(本当に残念です...)

しかし!
別の楽曲で同じメンバーがそろっているオフィシャルMVがアップされているので、最後にそのMVを紹介しましょう。
ダフト・パンクの「Lose Yourself to Dance」です。どうぞ!

もう何も言うことはありません。
MVとして映像的にどうこうは無いのですが、ダフト・パンクとファレルとナイル・ロジャースが揃っているだけで感涙モノです。

ダフト・パンクは、以前の連載「家宝にすべきレッドスパイダーのタイムボカンに、松本零士のダフトパンクの2本立て」で紹介しているので、ご興味ある方はぜひそちらもご覧ください。

さて、最後にMVや楽曲とは関係ないのですが、ファレル・ウィリアムス関連で1つ紹介させてください。
それは、映画「ドリーム」です。

「ドリーム」は2017年に日本公開された映画で、NASAのマーキュリー計画に携わった黒人女性3名の物語です。
この映画「ドリーム」の製作にファレルが携わっているのですが、「ファレルが製作に参加したって、どんな映画だろう?」と余り期待せずに見に行ったところ、予想に反してメチャクチャいい映画でした。
私は映画鑑賞も趣味のひとつで、毎年勝手に「YOSHIDA AWARD」を授与しているのですが、2017年の栄えあるナンバーワンはマンチェスター・バイ・ザ・シーをおさえてこの「ドリーム」でした。(ちなみに、2017年は75本の映画を見たので75本中の1位となります)

この映画「ドリーム」の製作に参画されているということからも、ファレルのすごさというか多芸さを痛感した次第です。

さて、今回はファレル・ウイリアムス関連のMVや楽曲を紹介しました。
N*E*R*Dの「She Wants To Move」もいいですが、ダフト・パンクの「Get Lucky」もメチャクチャいいので、ぜひ聴いてみてください。
また、映画「ドリーム」は超オススメなので、未見の方はぜひご覧ください!

ではまた次回に。

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