ときどきうれしい

もう二十年以上前のこと、当時大阪で働いていた学生時代の友人からファックスが届いた。ラジオから僕の歌が流れて来たという。DJのヒロ寺平さんがほめてたよと書いてあった。

年末のテレビの音楽番組で、司会をしているヒロ寺平さんを見たことがあった。テレビで見たあの人が僕の歌をかけてくれたんだと思うとなんだかおもしろくて、そしてうれしくて、そのことをそのまま歌にした。

驚いたことにこの歌もヒロ寺平さんの耳に届き、番組にまで呼んでいただいた。無断で名前を使って、もしかしたら怒られるかもしれないと思いながら大阪へ向かったのだけど、やさしい笑顔でFM802のスタジオに迎えてくださりホッとした。

その後も何度も曲をかけてもらったり、何度か番組にも呼んでいただいた。スキー場からの放送にお邪魔させてもらったことは、今でもとても良い思い出です。ヒロ寺平さんがDJを引退されることをつい最近になって知った。ヒロさん、どうもありがとうございました。(2019/09/30)


ときどきうれしい

思いがけない君のメールは
長い冬に 時たま吹く南風
いつも凍えてふるえるだけの
生活にも慣れてきてはいたけれど

ときどき笑って 
ぼくは生きている
またすぐ悲しくなっても
ときどきうれしい
今がそのときどき
君がぼくに運んでくれた

ラジオでぼくの歌を聴いたと
ヒロ寺平もほめていたよって書いてあった

ときどき笑って
ぼくは生きている 
またすぐ悲しくなっても
ときどきうれしい
今がそのときどき 
君がぼくに運んでくれた

朝の光が頬にあたたかい
目が覚めたら君に電話をしよう
おはよう

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