三浦春馬さんのこと。

これは公開するか分からないけど私のただのきもち。


その日私は仕事で、百貨店の休憩室に居て、Twitterのトレンドに彼の名前があったから、結婚したのかな?と思って。

いや、嘘やろ、としか思えなくて。

休憩室でだばだばと泣き、職場に休憩ちょっと伸ばしてくださいと連絡をし、顔を整えて戻った。

(同僚には整ってなかったよ、顔、って言われた)


最初に伝えておくと、私は彼の熱烈なファンでは無い。

グッズを買ったり、出るドラマや映画をずっと追っかけていたタイプではなくて、出てたら、あ、いいな、と思うようなタイプだった。


それなのに。なのに。


なんでこんなにかなしいのか。

それこそ、本当に2,3ヶ月落ち込み、恋人や友人でもないのに、お風呂の中で春馬……と毎日泣いた。


それも落ち着いた頃、妹と車と話していた時にふと妹が、

「同世代の有名人が亡くなるの、私達にとって初めてじゃない?」と言った。


確か彼は私の一つ下。

私と同じように歳をとっていき、結婚したり子供が産まれたりとこの先も人生を見せてくれると思っていた。

思っていた、というのはそれを当然と思う怠惰だ。先が保証されている訳では無いのに。

どんなおじさんに、どんなおじいさんになるんだろうと楽しみにしていた彼が居なくなってしまった。


彼、私が若い頃からかっこよくてね、素敵だったのよ

おばあちゃんと同じぐらいだもんねー


そんな他愛の無い話をする未来が来なくなった。永遠に。彼も、誰も、悪くは無いのに。


1度だけ夢で会ったのだけど、死んでしまうと現世の事は全て分からなくなるらしく、我が家に来たんだけど、訃報を伝えるニュースなどは全て砂嵐に見えると言っていた。

見えなくていいよ、と私は言ったけど、たくさんの人がかなしんでいることだけは伝えたら、そっか、とバツが悪そうにしていた。


彼の新しい世界では、彼が幸せでありますように。

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