現状使える球をやりくりした西田のリードと速球左腕を打てた村上と 2019-08-16 Ys2-4D

よーいどんで4点取られたのももちろん痛かったが、その後逆転できるチャンスはかなりあったなかで、そのチャンスを逸してしまった試合でもある。

それにしてもまずはライアンの立ち上がりか。


大島への一発。本来左相手にはカットボールを続けるのがライアンの基本になる中で、追い込んだ後に空振りを奪うためのストレート。フリとしては間違っていないとは思う。インハイはそれなりに勇気がいるがそれでもここまで調子がいいとはいえホームランの無い大島だ。そう考えれば例え読み打ちであったとしても仕方がないで片付けることも出来たはずだと思う。

どちらかと言えば堂上に食らった一発の方がよっぽど勿体無い。


前の球でもフォークが落ちきらない中で、もう1球フォークをいって、かつ甘く入ってしまった。相手がヤクルト戦でだけ6本のホームランを打っている堂上と考えればよっぽど慎重にいかなくてはいけない相手だった。

ただ、一方でこの後はゼロで抑えた事もそれはそれで評価されるべきだとも感じた。リードする捕手西田の側からすればフォーク、チェンジアップが信用ならん球だとなかなかキツイ配球になってしまうが、唯一カットボールはある程度コントロール出来る球になっていたので直球、カット、スライダーで緩急の勝負になった。

例えばピンチで堂上への配球は基本に立ち返った外一辺倒。無理の無い誘い切る勝負で打ち取っている。

福田に対しては初球こそ少々危ない球になったがそのあとはウチソトにキレイに投げ分けた勝負ができた。

立ち上がりはどの投手も難しい中で今日使える球を早い段階で見つけ、組み立てていけたことはもっと評価されていい。だからこそ個人的にはこの日のマスクを全部西田に任せても良かったかなとも思ったが。一方で昨日も3タコ。打てないとチャンスは減っていくのでちゃんと1日1善頑張ろう。

最後にちょっとだけ。

村上がまだ打ててない相手として「150中盤を投げる外国人左腕」というのがあった。そもそも殆ど打てる打者自体が多くないのだが、昨日ロドリゲスからあわや一発になるフェン直二塁打が打てた。ストレート自体を打てたわけではないが、140後半のスライダーを逃さなかった。暴走もあり、見逃されがちだが、村上の成長を感じる一打になったと思う。こうやって選手は成長していくんだなぁと。

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