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「今年こそ!」の目標を立ててもなかなか達成できない残念な理由


新年も明けて1ヶ月もすれば、いろいろ通常モード。

早速年始から目標設計に従ってバリバリ快進撃しているサロン、美容師さんもあるかと思います。

というわけで、このマガジン最初の記事は「目標設計」をテーマにしたためてみます。


こんな人に読んでほしい!


☑️ 年始早々から「目標設計」と言われても若干気が重い
☑️「挑戦」「達成」「改革」などポジティブな熟語になりがち
☑️ 環境変化が原因で達成できないことが多い
☑️ 実は去年の目標を覚えていない(達成した気はしているけど)


年始に立てる目標の不都合な現実


年の明けゆく清々しさ、

颯爽と駆け抜けていく箱根駅伝の学生ランナーを見るにつけ、

「今年こそ私も・・・!」

高揚感が湧いてくる!のはとてもよくわかります。


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が。


冒頭紹介したような、


「挑戦」「達成」「改革」


「テーマ」と目標が混在してしまっているような発信を多く見かけます。


こういうポジティブ気味な熟語はテーマとしておく分にはいいですが…


できることなら、去年も来年も大切にしておきたい(笑)


「目標」とはすこし趣旨が違うものです。


「貯金」「ダイエット」「婚活」「勉強」「投資」

これらも一見目標のように映りますが、

これらは「指針(スローガン)」

どこに、矢印→ をむけるかを定めるためのもので、

やはり「目標」とは趣旨が異なります。


「中年よ、大志はほどほどに。」


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そこに重ねて不都合な現実がもうひとつ。


それは、年齢を重ねるほどに成長は鈍化するのに、関心の輪はどんどん広がっていってしまいがちということです。


子どものそれと比べてみればすぐにわかることです。

たとえば、物事を学んで覚えるスピード。量。集中力。熱中度。

これはどうしても年齢とともに、おとろえていきます。


にもかかわらず、目標を設定したいフィールドというのは、年齢とともに広がりを持ちます。

仕事の面では・・・、家庭の面では・・・、趣味の面では・・・

明日の給食だったり、次の定期試験、部活の大会だけが関心事だった学生の頃に比べればその広がりや深さは比べものになりません。


結果、やはり冒頭で紹介したように私たち働き盛りの世代ほど、壮大なテーマのようなものを「目標」ということにしてしまい、結果曖昧な設定のまま1年を終えて、大きな成果を実感できないで終わってしまうのです。


目的と行動まで設計されて、「目標」


先ほどの例で言えば


「貯金」


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これだけだと指針にとどまってしまいますが。

そこに具体的な金額を記して(年末までに〇〇万円!)、「給料日の翌日に引き落としになる定期預金口座を開設する」という行動まで決める。


そして、できることなら「なぜならば...」をくわえて、その目的まで決める。

「その貯金で新たな投資を始めたいから!」もいいでしょうし

「新しい美容室を作りたい!」もいいでしょう。

これが加わることでよりいっそう行動が強化されます。


「どんどん捨てる」「どんどんやらない」そこから見つかるもの


特にビジネスにおいての目標設定は、キャリアを重ねるほどに「やらないこと」を増やして、シンプルにしていったほうがいいと私は考えています。


なんとなく関心をはっきりさせないままスマホに触るときの感覚と、待ち合わせの場所に行く最短経路を知りたくてスマホに触るときの感覚を比べてみましょう。


一度焦点を当てたらそのフォーカスの中に入ってこないもの、

ぼんやり映っているものは「全て」無視する。


情熱的にお仕事にあたる方ほど、関心の輪が広がってしまいやすいものですが、このことを自覚しておくだけで目標の設計はよりクリアで具体的なものになるのではないでしょうか。


目標達成は、技術


次々と目標を達成していく勝負強さ、それにもとづく「あの人すごい!」は何も特別なことではありません。


目標を達成していく人に共通している特徴のひとつは、

「目標そのものの設計が上手」

ということです。


そもそも飛べないハードルを置いておいて、つまづいたからと足を止めてしまうのでは、もったいない。


飛べそうなハードルを自分で設計して越えていけばいいだけの話です。


ちなみに私の目標のひとつは・・・


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今年こそ、これw。


昨年からのストレッチワークを春先まで続けて、春からは筋力トレーニングをスタートさせて8月末にはこの状態にしようと考えています。


どうしてこれをできるようになりたいかと言えば、正しい呼吸法を身につけて正しい姿勢(疲れを感じにくい身体づくり)で40代のサロンワークをしていきたいと考えているからです。


ちょっと蛇足でしたが。


でもこんな調子でひとつひとつ目標設定。


お互い充実した1年にしていきましょう。


ではまた。


小規模美容室のためのマネジメント改善術/自分の✂︎を30%セーブさせながらお店に持続可能な利益を残していく経営スタイルをつくりあげていきたい経営者に向けた情報発信をしています。