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ユニクロはロシアでの販売を停止すべきだと思う

ウクライナ情勢について、色々な人が色々なことを語っています。
自分も何か書きたいと思いつつ、なかなか書けないですね。

戦争に反対なこと、プーチンに問題があることは大前提としつつも、調べれば調べるほど、色々な要素が絡み合っていて、「かくあるべし」、「日本はこうするべし」という明確な主張がしづらくなってしまいます。

とりあえず、私の専門領域である、広告とかマーケティングの世界から語ってみたいと思います。

多くのグローバル企業が、ロシアでの事業活動を停止するという判断をしました。

そうした中で、ユニクロはロシアで事業継続を表明しています。

競合するファストファッションの大手、H&MやZARAも営業し停止しているのとは、対照的です。

ユニクロは、新疆ウイグル自治区での強制労働問題でも物議を醸しましたが、会社側の「問題はない」という表明もなかなか人々には信じられず、問題が解消したとは言い難いですね。

近年、企業が社会的なメッセージを発信すること、さらには社会的な行動を取ることが、どんどん「当たり前のこと」として捉えられるようになってきています。

ここ数年、特にブラック・ライブズ・マター以降は、政治的な事象に対しても、企業がしっかり意見を表明していこうという動きが加速しています。

ユニクロ側は、「政治的中立性」というのを事業継続の理由にしていますが、何も行動しないことは、もはや世界から「中立的」とは見なれさなくなってきているんですよねぇ。

いまだに「グローバルスタンダード」は欧米が主導して作っている状況はありますし、それに追随することが必ずしも良いことだとは思わないですが、今回に関しては、世界に足並みを揃えて、ユニクロは事業活動を停止すべきだと思います。



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