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行けるか?支援級②〜特総センター〜



予想外に早かった 申し込み→面談日


A校の支援級希望を決めたその日、特総センター(特別支援教育総合センター)への相談申込書を投函した。この時5月の第4週。
申込書には相談日の都合の悪い日のみを書く欄があり、特総センターのパンフレットには「相談日の1ヶ月前までに日程のお知らせを郵送」と書かれていたため、数週間は連絡待ちだなと思っていた。ところが意外にも投函から4日後、特総センターから電話がかかってきた。候補日を提示され、その日でお願いしますという形で投函から3週間ちょっとで特総センターへ行くことになった。療育の先生に現状報告すると例年の子たちに比べかなり早くてスムーズと驚かれた。また後ほど判明したことだが、申し込みから特総センターで面談するまで5ヶ月ほどかかった(9月申し込み→2月面談)という保育園のクラスメイトもいたため、おそらく比較的早い時期に申し込みしたことと提示された候補日でこちらの都合がついたことでスムーズだったのではないかと思う。

特総センターでの面談

行ったことのないところ、通ったことのない道、いつもと違うタイムスケジュール…とJくんが苦手なことばかりしなければいけないため、事前に説明をしながら車で特総センターへ。到着すると玄関で職員の方が受付しており、名前を伝えるとエントランスでしばらく待機。個室へ順番に案内されていく。
Jくんは初めての場所+たくさんの親子が居てソワソワしているにも関わらず順番を待たねばならずちょっとストレス。ようやく呼ばれて個室へ案内され、またしばらく待機。担当の相談員の方はベテラン!という雰囲気の男性だった。1番初めに挨拶する時、Jくんが動き回ったり話を聞いておらず挨拶を何度かやり直した。そこで苦手意識がついてしまったのか、その後写真入りの資料を提示しながら今日の流れについてJくんにもわかる様に説明してもらえたが、すでにJくんはちょっと拒否モード。
説明してもらった流れとしては
①子供だけ別スペースで『学校ごっこ』という活動をする(この間に相談員と保護者が今までの経緯や現状について面談)
②休憩+待機
③発達検査(親は別室待機)
④相談員と③の結果を踏まえて面談(子は別室)

こんな感じだったと思う。実際どうだったかというと…

①学校ごっこ

『学校ごっこのために別スペースへ行きます』の案内に拒否!なんとかなだめて個室を出たが数分で戻ってきてしまい「学校ごっこやらない!」となった。
うまく参加できないだろうとは思っていたが、まさか活動スペースにすら留まれないとは…。(姿勢はともかく)保育園ではそれなりに活動に参加しているため、保育園は安心できる場所で加えて先生方が上手く誘導してくれているのだなと痛感した。
相談員の方も少し困った様子だったのであまり起きないハプニングなのかなと思うと、支援級希望で大丈夫か心配になってきた。結果としては予定を変更してもらい、子も同室のまま聞き取りとなった。確認されたことについては事前に送付していた相談申請書類に記入したことを元に、詳しい状況や保護者としての希望はどの進路を希望するのかを再確認された感じだった。

②休憩

「もう帰りたい!」と言いながら個室内にあるソファでゴロゴロしたり駆け回ったりと落ち着かず。事前の案内でおもちゃなど落ち着けるものを持参するようにと推奨されていたが、Jくんが好きな電子機器以外のおもちゃというとクアドリラなどの転がし系くらいなもので到底持って行けなかった。小さな本を持って行ったが一瞬で興味は失せてしまい待ち時間がキツかったように記憶している。

③発達検査

ようやく③の発達検査へいくためのお迎えがきたがまたも拒否。「お勉強」「クイズ」等で説明されるが本人としては『自分が試される場』ということを感じ取っており「失敗したくない」という気持ちが強い故に機会ごと拒否!を発動している感じだった。ここでも対応を変更してくださり「お母さんと一緒ならいける?」との提案に渋々といった様子ながら同意して別室へ移動。

発達検査は3歳に受けて以来の2回目。初回はかなり優し気な女性の方だったが今回は男性。愚痴になるが、今回の方は個室から発達検査の部屋に向かう間、駆け出しそうになったJ君を止めるために持っていたバインダーをJ君の目前にバッと出して静止した。近くには誰も居なかったが他のお子さんと出会いがしらにぶつかるリスクもある。似たような特性の子もいるだろうし、私もすぐ止めれば良かったが職員の方とJ君の後ろを歩く形ですぐ止められなかった。が、その止め方は単純に危なくない?そして子供相手とは言え失礼じゃない?とモヤったまま別室へ到着。

私のモヤリはその後も続き、とにかく何度も姿勢を正すように言われさらに拒否モードのJ君。床に寝そべって検査出来ない等ならともかく、ちゃんと椅子に座っているが足を広げて机の側面から膝が出ている程度。3歳と5歳では姿勢制御も求められるレベルが違うのかな…?正す際の口調、検査を拒否したりうまく出来ない時の関わり方など終始上からで高圧的に見えてしまい、J君も『それは絶対できるじゃん…』という内容のものも「わかんないわかんない!」とちょー投げやりに拒否。これ、正確な検査ってことになるのかしら?凄く、詐欺している(出来るのに出来ないフリ)気分なのだが…と思いつつ、ま、定型の子はこんな状況でも課題をやれるものか〜と思い直し最後の④を待った。

④検査結果と面談

結構時間が経ってから始めに説明をしてくれた相談員の方が個室へ戻って来られ、発達検査の結果を説明された。書面で結果を渡すことはしないため、必要ならメモを取るようにと言われた。

J君はIQ64  MA3歳6ヶ月
出来そうなものもやりたい・やりたくないの差が大きく測定不能の項目が多数。言葉の表現が幼いため、説明が必要な回答ができない。個別支援級があっている、またIQ75以下のため知的クラスとなる。出来ることはまだまだ増えそうなので知的クラスで丁寧に見てもらった方が伸びると思われる。保護者の希望として個別支援級の希望で変わりはないか?と確認され、希望は変わらないと伝えた。
この相談員の方が特別に親切な方だったのか分からないが、この数値ならリハセンターの受診歴と特総センターでの検査結果を区役所の〇〇課へ伝えれば療育手帳はスムーズに取得できるはず、手帳があると高校受験の時なども配慮が受けられる等細かく手続きについて教えていただいた。今後の流れ(特総センターから就学校へ結果連絡、校長と再度面談、就学前検診…等)もそれぞれのタイミングで相談できる内容など細かく説明してもらえ、その後かなり助かった。

ひと通り話し終わり、別室で遊んでいた(保育士さんのような方が見てくれていた)J君を迎えに行くとおもちゃで夢中になって遊んでおり「帰らない!」と終わりにできないいつものやつを発動。
すでに他のお子さんは誰もおらず私達が帰らないと職員の方も身動き取れない状況だったが、私の声かけとJ君の切り替えを静かに待ってくれてありがたかった。

こうして、特総センターでの相談と発達検査は無事?に終わった。
次はまた、校長先生と面談…!


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