クロイツフェルト・ヤコブ病になった主人2

2020/6
あー俺、最近物忘れが酷いんだよな
嫌になるわ
と愚痴をこぼさない主人が毎日物忘れを憂いていた
あまりに訴えるので
そんなに気になるなら病院に行ったら?
と言うと
そうだな。そうしたい。
と。病院嫌いの主人だがあっさり私の提案を受け入れた
そこですぐに病院探しをして車で15分ほどのところにある物忘れ外来のある内科に予約を取った
受診当日は車の運転もあっさり私に委ねて受診をした。
認知症の検査をし、MRIも撮り、結果
まぁ年相応の物忘れですね。
脳の血流をよくするお薬を飲んで様子を見ましょう

となりましたが、この時、私は子供じゃないんだから。と、主人1人で診察室に向かわせ、私は待合室で呑気に待っていた
この時の私に言いたい!!
一緒に付き添え❗しっかり医師に話を聞け。どんなふうに主人が医師に説明するのかをもっとしっかり聞いておこうよ。とね。
あとからわかったのだが、結構主人は思い詰めていた様子だった。
 3月ぐらいから突然毎日のしごとの手順がわからなくなったり、打ち合わせの日程をすっかり忘れていたりしたらしい
この頃仕事を辞めたいを言い出したりもしていた。
そんなこんなが積み重なっての物忘れ外来の受診だった。

ただ、物忘れ外来を受診して、主人も私もホッとしたのも束の間。
ここから坂道を転げ落ちるような日常が始まるとは誰も思わなかった。


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