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朝ご飯食べないけど、夜型人間だから問題ない?

大学を卒業してから、朝ご飯を食べない悪習慣が身についてしまった。いや、大学生の頃もお腹が空いているから朝食を食べるのではなく、変な時にお腹が空くと良くないからという理由で食べていた気がする。実家に住んでた高校までは、なんの疑問も抱かず出された朝ご飯を食べていたが、そのシステムがなくなってからは朝食の権威が衰退した。

さて、私は朝兼昼ごはんと夜ご飯の1日2食の生活を続けている。朝に食欲が湧く現象が起こらないため朝にごはんを食べない。起きていてお腹が空き出すのはだいたい11時くらいだ。

健康増進のために様々な面からネット記事を見てきたが、どのサイトでも「朝ご飯はきっちり食べる」「3食しっかり食べる」ことが健康の基本として書かれている。朝ご飯を食べることは体と心の健康において、必須な習慣なのだ。

だが、朝起きて食欲が全くわかない状態で無理やりご飯を食べることは良いことなのだろうか。これが健康的な習慣であることが私は感覚的にしっくりこなかった。

それでも健康になるためならと思い、ばななやりんごなどの果物またはゆで卵を摂取するようにした。しかし、果物は夜に食べるよりも美味しく感じず、体が冷える感じがした。ゆで卵は比較的いけるが、それでも食べる意義がわからなかった。食べるメリットよりもデメリットの方が大きく思えた。

朝食を食べない理由を正当化したいなと思うに至った。

別の記事で、朝型人間と夜型人間は遺伝子的に決まっているという内容を目にした。人間の気質として最適な活動時間帯は人によって異なる。
夜は比較的元気で、朝は目が悪い私はどう考えても夜型人間だ。出社しなくてはいけないため目覚ましで無理やり起きているが、放っておくと朝と呼ばれる時間には起きれない。ここで、夜型人間の定義を調べた。

寝る時間が午前1時半以降で、起きる時間が午前9時半以降の遅寝遅起きという方は夜型人間であると定義されています。

再春館製薬所

寝る時間と起きる時間についての「以降」という表現が気になる。
会社に出社せずに、自由に自分のペースで睡眠時間を形づけられるのであれば私の場合はどうなるだろう。
わかりかねるので、夜型人間は午前1時半に寝て、午前9時半に起きるとしてみる。次に、朝ご飯はいつ食べるのが理想なのだろうか調べる。農林水産省のサイトに以下のような記載があった。

目安の間隔は3時間。 お昼ごはんの時間から逆算すると、9時までに朝ごはんを食べれば、ベストなバランスで栄養をチャージできます

農林水産省

9時までに朝ご飯を食べなければいけないというのは置いといて、どうやらお昼ご飯の時間を考慮すれば朝ご飯の時間を決定することがわかるだろう。
別のサイトには「朝ご飯は朝起きて1時間以内に食べること」が理想との記載があった。
つまり、午前9時半に起きる夜型人間は10時半までに朝ご飯を食べ、それから3時間空けた13時半に昼ごはんをスタートさせれば良いということになる。

10時半は一般的に朝ご飯の時間にしては遅いだろう。カフェモーニングも朝マックもこの時間には終わってしまう。

自分の朝食に対してのハードルは7時に食べるよりも10時半に食べる方がよっぽど低く、しっくりくる。体感的にちょうどいい時間と感じる。
しかし、会社員として働く以上、この理想的な生活リズムで生活することは難しい。会社員の就業時間は朝型人間の生活リズムに合わせて作られている場合が多いからだ。だから、夜型人間は残念ながら、この習慣に合わさなければいけない。起きる時間は出勤時間からの逆算で割り出されてしまうし、これにより自動的にお昼の時間も決まってしまう。

ん。

疑問が起こる。仮に9時に出社しお昼が12時とすると、家を出発するのが8時で朝食は7時くらい。この場合だと朝ごはんと昼ごはんの感覚が5時間空くことになる。つまり、朝ご飯と昼ごはんの感覚が3時間というのは理想ではあるものの現実的ではない。この理想を守れる社会人は少ないはずだ。

一般的な会社員の生活では、やはり夜型人間の生活は朝型に合わせなければいけない。ただ、そうではない場合はサイクルをずらすことはそこまで問題がない気がする。朝兼昼ごはんと夜ご飯の2食でも悪くないのではないかと考えてしまう。食事のサイクルをそのままずらして、10時半に朝兼昼ごはんをとり、5時間後の15時半におやつを食べ、18時半に夜ご飯を食べるのはどうだろう。期せずして理想の食習慣が「16時間ダイエット」のような構成になった。

それはさておき、夜型人間の場合は15時半に昼ごはんをとり21時くらいに夜食を食べて3食にすれば朝型人間のサイクルがそのままずれるだけで問題ないのではないかとも思う。夜食は生活習慣病の敵として扱われるが、それは時間によって決まるのではなく体の時間によってきまるのではないかと思う。つまり、夜型人間にとって21時は夜ではなく夕方だということだ。

とまあ、科学的根拠のない理屈を書き散らしてきた。
結論、仕事のコアタイムを夜型人間に配慮した社会を望むことにしよう。

夜型の理想の就業時間は11時出勤〜20時退勤となる。
12時〜21時の方が体質的には合っているはずだが、21時という夜感が、「こんな遅くまで仕事をいている。」と感じてしまうので理想にはしなかった。

これが変動しない就業時間として固定されれば、朝ご飯の時間やその他の生活リズムについて考えなくて済むだろう。他の企業とのやりとりや顧客対応などで、その会社だけ就業時間をずらすのはかなり難しい。就業時間に囚われない会社のみが実現できそうだ。それかその分の時差を見込んで、海外と取引をすることも面白い。自分が起業をするか経営層になった暁には、夜型人間に優しい就業スタイルを推そうと思う。



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