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繊細さんと無頓着さんを攻略したい

繊細さんと無頓着さんについて書く。仕事において、「神経質な繊細さん」と「人への共感が薄い無頓着さん」の衝突を見ることがよくある。人間の特性なので、大小なりとも人はこの2種に振り分けることができる。そして、私はもちろん繊細の方に分類される。私は自分の気質は理解し、今まで無頓着さんとコミュニケーションをしてきたことで自分なりにこの種の方との関わり方は攻略しているつもりだ。ただ、気質の違いによる衝突やどちらかが犠牲になる場面を多く見る。

まず、繊細さんがやるべきことについて。無頓着さんの行動に対して「悪気はない」と思い込むこと。そして、「一生、この人の気質を変えることはできない」と諦めること。まず、無頓着さんの言動に悪意を感じ取ると、無駄に負の感情が増幅する。これは、負の支配で人間として不健康な状態だ。たとえ、実際に悪意があったとしても、結局自分に影響を与えるのは「自身の捉え方」。だから、人の負の感情は受け取らないことに限る。といっても繊細さも気質なので変えることがほとんどできない。だから、秒速で人の感情を受け取ってしまう。それは防ぐことができない。だから、必要なのは、受け取った瞬間に心に入り込む前に突っぱねる練習をすること。意識的に切り替えるのだ。私は、これを何回も繰り返してきたし今もしている。自分の負のフィルターが結局自分の精神を崩壊させる。現状で起こっていることはそこまで重要ではない。だから、自分の身を守るためにできる限りのスピードで負をはねのける。共感能力の高い人間は、得る情報を自分で取捨選択しなければいけないし、良い意味でシャットダウンしなければいけない。対無頓着さんの場合、向き合ってもメリットが少ない。だから、共感能力を抑えなければいけない。無頓着さんの行動により、相手の感情を勘ぐって行動しても報われることはない。そして、意外と無頓着さんは悪意がなく、相手の気持ちを考えないで行動しているケースがかなり多い。「無頓着さん+パワハラ上司」の組み合わせだと最悪だが、共感のない人に共感しても何も生産性がない。だから、その場合は「悪意はない」「ただ、環境がこの人をこうさせた」と俯瞰で見て、行動は謙虚に見せ、心は空っぽの状態をするのが得策だ。また、無頓着さんのこういった気質を変えることはできない。生まれた時から遺伝子レベルで決まっていることなので、他人がどうこうできる問題ではない。そのため、この人のことを思って矯正させようと画策するのは無意味だ。共同体の中で生きるための知恵を教えることもできるが、繊細さんにとってこれをアサーティブに伝えるのはハードルが高い気がする。(私は人を選んでするようにしている。)だから、人の気質を変えるのに時間をかけるべきではない。

次に、無頓着さんの対繊細さんに対する努力について。無頓着さんが繊細さんへ感じるネガティブなことといえば「すぐに傷つく」「細かい」「めんどくさい」だろうか。自分の言動によって繊細さんが必要以上に心を揺さぶられている事実があり、理解ができないことも多いだろう。無頓着さんの行動や気質は変える必要はない。(努力しても時間の無駄だ。)やるべきことは、内容ではなく表面を変えること。例えば、言う内容は変えず、口調を変えるなどだ。無頓着さんは自分に対する客観視能力が繊細さんと比べて劣る傾向がある。だから、自分の些細な言動を気にしない。しかし、これは練習でなんとでもなるし、確実に感じ良くなる。おのずと、行動の変化によって周りが変わったことを体感することができる。やり方としては、感じの良い人の所作を真似ること。恥ずかしがらずに全力でやってみる。そうすれば、なぜか状況が好転し、謎の亀裂を未然に防ぐことができる。無頓着さんのよさは思い切りのよさと行動力だ。だから、人の接し方のスキルを体得しさえすれば、能力がより開花できるし、自己実現できる。

ここまで、書いてきたが結局、ある程度の妥協と努力が必要になる。人間関係を円滑にするために誰もが必要なことだ。自分で試行錯誤をし続けて学ぶことが一番早い。
私は自分の考えや行動に固執しないように心がけている。私は何者でもないが、この信念は今の所、固執して生きようと思っている。

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