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2022/5/7「1日1冊読めるかな」4C読書チャレンジ731日目❣️

2022/5/7「1日1冊読めるかな」4C読書チャレンジ731日目❣️
                                                                                                                                                                                                                                                                                                             
「全脳思考」結果と行動を生み出す1枚のチャート 4日目
神田昌典 ダイヤモンド社 2009年6月

❷[3POINT]
第3章 営業せずとも顧客が集まる、五つの新原則
①自己投影型消費を支える物語
ネーミングが「問い」でありその「答え」を探すために検索動機が高まることはわかったと思う。このプロセスによって、買い手は商品や会社に注意を引かれる段階から、興味を高める段階までたどり着いたことになる。
それでは、この興味を、その会社あるいは商品への共感にまで高めるためには、どうしたらいいのだろうか?
結論から言えば、それは検索された先に、買い手が共感できる物語が展開されなくてはならない。
現在の買い手は「より豊かな生活のために買う」のでも、「自分をよく見せるために買う」のでもなく、「本当の自分らしくなるために買う」ようになってきているからである。
私はそれぞれの消費のパターンを、「生活付加価値型消費」「自己顕示型消費」「自己投影型消費」と呼んでいるが、今はまさに「自己投影型消費」の時代になったと言ってもいい。

②物語にスムーズに入り込める導線
情報流通を自社に有利になるようコントロールするには、どうすればいいのか?
まず検討していただきたいのが、動画コンテンツの流通である。知識社会が本格的に成長しはじめるのは、テキストに変わって映像が中心になる時である。
セミナーを映像化するば、1対1000の営業も可能になる。動画サイトにアップしておけば、見込み客はいつでも、あなたのプレゼンテーションを目にすることができる。
しかもセミナー内容を書籍として出版した場合には、営業マンが先生と呼ばれることになり、営業をかけるたびに受講料が発生していく可能性がある。
こうなると、今までの顧客獲得コストという概念がひっくり返る。顧客を獲得するためにコストが掛かるのではなく、その獲得プロセス自体から利益が上がるために、極めて優良なビジネスモデルを構築することができる。

③サブエピソードを共有する場
物語に入り込んで、自己投影をした顧客はどこに向かうのか?
物語の主人公に重ね合わせているのだから、そこには観客、もしくは共演者がいなければならない。そこで必然的に、物語を周りと共有しはじめるのである。
顧客は、商品の利用を通して、今度は自分自身の個人的な物語を展開していく。その結果、メインストーリーに関連した、顧客一人ひとりのサブエピソードが生まれるようになる。
これはネット時代の強力なマーケティングのテク人区である。
なぜなら、サブエピソードが次々と生まれるということは、その商品に関する極めて記憶しやすい情報がいたるところで溢れ、語られはじめるということだからである。
最も簡単に表現した場合、ブランドとは、熱心なファンの数であることを踏まえれば、サブエピソードの収集は、知識社会でブランドを構築するための最短・最適な方法だ。
しかしそのサブエピソードは、メインストーリーが良質でなければ生まれない。

❸[1ACTION]
[衝撃を受けたこと]
現在の買い手は、「本当の自分らしくなるために買う」=「自己投影型消費」になってきている。
[実行すること=自分との約束]
自分自身が、メインストーリーをつくっていく。
[思いついたこと]
ここで思い出されるのは、「自分の人生は、自分が主役」です。
[そして…]
心の底では、そのように思っているはずなのに、なぜか表面に出ると何かに頼ってしまいます。頼るのは「ブランド」ですかね。それも他人様のブランド。最初はそれでいいかもしれませんが、今は、「自分自身」をブランドにしない限り売れません。逆に言えば、「普通の人」こそ自分自身をブランド化すれば、成功できるということです。その一歩は、自分自身を「伝える」こと。つまり自分の物語=ストーリーを発信していくことにあるのです。

❹[1episode]
☆東京マラソンに出たいという衝動
2008年8月20日、午後10時33分。
パソコン画面に向かって仕事をしていた私は、突然、東京マラソンに出たいと思い立った。
理由は、特にない。別に走ることが好きだというわけではない。思いがけない唐突な欲求に、自分が戸惑うほどだった。
どうすればエントリーできるかもわからない。だが私は、水を飲むときに水道の蛇口をひねるように、検索エンジンに「東京マラソン」と入力。部屋中に響くほどに、リターンキーを叩いた。
トップページが開く。一直線に「エントリー」と書かれたタブをクリックした。
「なるほど。抽選らしいが、このままインターネットで応募できるようだ」
ポジティブ思考の私は、根拠のない確信を抱きながら、勝ち誇ったように【規約に同意して応募する】のボタンを押した。
東京マラソンという言葉が頭に浮かんでから、ほんの3分ほどの出来事だった。

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