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掃除神話

想像力低下の結果うみ出される 疑似体験類似空間は

まったくの欠落品で しっぽを持った人間のようだ

モップは反衛生の欠陥商品で 日本人なら雑巾がけだろ

こんちきしょー 私はベタつきを許せません

困惑した 異星人たちは 今夜軌道修正をして 還る

月が大きいので 今夜はぐっすり眠れるんだろうな

浅い夢を見たのは 限界がそろそろ近付いてきたからだ

本来の目的は 結構どこにでもありふれた バカみたいなもの

偽物の偽物たちが バカヤローの音に合わせて 散っていく

あの少年が明日見る夢は 年増の欲望に侵略されないように

君が祈っていればいいんだ 関係ないって

そんな揺りかごのなか 私は嗚咽に似たくしゃみをして

ちっさな母さんを 困らせる

危機管理がなっていない 今度の生命維持装置は

たった半分の人類を守るために 創造された

わたしは 別にあの日に帰りたいなんて思いません

背中のニキビを見て嘆くとか 本来の趣旨から

随分とかけ離れているので あなたは誰なんですか

もっと知りたいのであるならば 飛んでみる事をお勧めします

私の清掃についての感覚論ですが それはつまり

視覚的なものであり 嗅覚も並行されて しまいには

体感的でもあるのです 言ってしまえば 全部ですね

だからモップじゃダメなんです

モップは 衛生的じゃないんです

雑巾がけも 衛生的にしたいんです

スチームクリーナーなんて以ての外 蒸気に吹き飛ばされた

気持ち悪いものを吸い込んでますって! きっと

あんたの肺に あんなのや こんなの たくさん きっと

きれいを追求するあまり 何にもしなくなった主婦の話

私信じたくないけれど あながち 寓話ではないんです

きっと二周半したら 私もそこに行きつく気がして

気が気じゃないんです だから 今日は雑巾を置いて

煎餅を食っている

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