ミュージカル「ゴヤ-GOYA-」のツボを聞いてくれ

日生劇場で上演中のミュージカル「ゴヤ-GOYA-」には私の最愛の推し、小西遼生さんが出演されております。

それで何度か観に行き、今後も行く予定なのですが、これって観るたびに味わいが深まる作品でして。

観劇レビューはコチラに書いたんですが

ここでは細かいツボについてダダ漏れさせていただきます。

ゴヤの話というよりはほぼ、推しの話になるのではないかという予感もいたします ←

豪快にネタバレしますんで、知りたくないという方はご注意くださいませ~

​不穏な雰囲気から瞬時に変わるオープニングがツボ

荒涼たる地の底から魂たちが蠢き現れる、ゴヤが晩年住んだ聾者の家。

その壁面に描かれた絵画群を見て、

「お前に何が起きたのか」と問いかける老テバ伯爵。

この時、音楽と共に鳴ってるドドン、バタンバタンって音がすごく不安な気持ちを呼び起こすんですよ。

そこで「これから緊迫したお話が始まるのね」と覚悟を決めると、瞬時にクルッと雰囲気が変わる。

そこが好き(笑)

推しの説明台詞がツボ

全体を通して説明セリフが多い、遼生さん演じるサパテールですが、しょっぱなから

「ゴヤの嫁のお兄ちゃんで、宮廷画家でもあるバイユー」

ってことを説明してるのがツボ。とても言いづらそうw

他にもフランス革命の流れなど、説明するとこが多いのよね~

送り出しパーティの中、ゴヤに「ちょっと抜けよう」と強引に手を引っ張られた時の「いたたた いーたーいて!」って言い方がなんだか関西弁風味なのもウケるw

推しの表情筋の柔軟さがツボ

ゴヤやホセーファからのお手紙を読んでる時の、サパテールの表情変化がそりゃもう大きくて、

「よく動くな~かお」

としみじみ感心する(笑)

元々ハッッキリした顔立ちなのにめちゃ動くんで、そこだけアニメみたい。

そういや、ゴヤが思わぬ行動をとると、側にいるホセーファと遠くで手紙を読んでるサパテールが同時に「え?」って言うのよね。あれも面白いw

どんどん変わる曲調にノリまくるテバ伯爵がツボ

哀愁漂うメロディーでスペインの受難を歌ったかと思うと、開き直ったスペイン貴族の立ち回りを

「Hasta mañana!」(アスタマニアーナ:また明日)と華やかに歌う。

テバ伯爵、素敵すぎて鼻血が出そうよ!

Hasta mañana の文字が背景のLEDパネルに、ド派手に流れていくのも好き~


そういや、最近の舞台ではプロジェクションマッピングが多く使われてる印象があって、LEDパネルでの表現はちょっと珍しいと思った。

冒頭の「我が子を喰らうサトゥルヌス」と「サン・イシードロへの巡礼」をはじめ、ゴヤが描いた王侯貴族の肖像画や「戦争の惨禍」などのエッチング、1808年5月のマドリード連作など、代表的な絵画が映し出されるほか、お家の壁になったりもする。

マッピングの方が奥行きは出せるんだろうけど、「絵画」という二次元の質感には、LEDの方が合ってたのかしらね。

マリア・ルイサがとにかくツボ

マリア・ルイサが、というよりキムラ緑子さんがツボ(笑)

マリア・ルイサの一挙手一投足、発声、顔つきすべてに表れる享楽さ驕慢さと、姫さま育ちらしい甘えた感じ。

さすが~!

カルロス3世が亡くなって、しめやかに鎮魂してる時の

「♪えーいーえーんーにー」

からの

「おさらばよー!」

は絶品です(笑)

ゴドイとの色事はわざと品のない感じにしてるんでしょねw

あのシーン、お稽古の時わたしの推しは絶対にニヤニヤ見てたに違いない・・・ヤツは・・・イケメンの皮をかぶった中学生男子だから ←

傾いてるアルバ公がツボ

アルバ公爵夫人めっちゃ傾(カブ)いててツボ刺されまくり。

高笑い&烈しいポージング&見得(キリッ)

ってのを確かな歌声と共に繰り出してくるw

出てくるとワクワクしちゃうわ!

聴力を無くした失意のゴヤに、絵を描かせようと部屋一つ運んできて(この時の従者のスピードに笑うw)逃げられちゃった後の

「撤収よ!(手打ちパァン」

が好き~撤収も速いよ!!(笑)

現実のアルバ女公爵は大富豪のファッションリーダー、慈悲深く聡明だったと言われていて、かなりのハイスペック女子だったんですね。

ゴドイとも一時関係があったとか。実際の王妃がライバル視してたのは、主にそっちが原因じゃ無かったのかと思うw

推しの響き渡る歌声がツボ

遼生さんが完全にひとりで歌う曲はないんですけど、印象的に歌う場面が多い。

キーが合ってるのもあるんでしょうけど、めちゃめちゃ響いて気持ちいい!

個人的には清水くるみちゃん天宮良さんと歌う「マドリードの空」が一番好き〜

翼さんと歌う「決別の歌」もいいんだけど…

あれツラい(涙

翼さんの美しい動きがツボ

翼さんといえばフラメンコ、ってのは疎い私でも耳にしておりまして、

「舞台がスペインだし踊るよね〜闘牛士みたいなのかな?楽しみ」

くらいに思ってました。

ら!

サパテアードっていうの?足を踏み鳴らすやつもやる。

だけどその前にやる従者を引き連れたステップが!

美しーい!!(叫

この美しさですよ!あれ観るだけでもお金払える。

旅の途中、何度か刺客に襲われたりするのね。

その緊迫感でキッと張り詰めたまなざしを放つのがめっちゃカッコイイ!


ああ出かける時間になってもうた



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?