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【建築歴30年】アフター担当者が考える住宅建築の工法について

こんにちは。
まみおと申します。

この度は、わたしのnoteをご覧いただきありがとうございます。

今回は、わたしの考える建築の工法についてお話しします。


◼️わたしの考える建築工法について

住宅建築の工法は、大まかに「木造」「鉄骨」「鉄筋コンクリート」の3つに分けられます。

その中でも私は「木造」が最も良いと考えています。
木の家がすきということもありますが、最も理想的な住まいを最小のコストで実現できるのが「木造枠組壁工法」いわゆる「2x4工法」だと考えています。

アフター担当が考える家のかたち」というテーマで書いていますが、その中で「強い家」と「維持費が掛からない家」をあげました。

やっぱり地震はこわい

今回の能登半島での地震熊本地震などの大規模な地震で倒壊している家を見ると、ほとんどが「木造枠組壁工法」であり、在来工法と呼ばれるものです。

そうは言っても、倒壊している家は古いものが多く、現在では耐震性能も向上しており、「在来工法」でも十分な性能があると言われています。

しかし、私のこれまでの経験に加え、熊本の地震を経験した担当者の話を聞いたりして、私は現状の最適解としてこの結論に至りました。

エネルギー効率が高い家

維持費が掛からない家として、光熱費も維持費に含まれると考えると、エネルギー効率を向上させることで冷暖房費を削減できます。

エネルギー効率を高めるために必要な高気密や高断熱を容易に実現できるのも「2x4工法」の利点です。

◼️鉄骨造、鉄筋コンクリート造を選ばない理由

2つの工法を選ばない共通点として、建築コストが高いことがあげられます。

それぞれ個別に見ると、私の選択から外れるデメリットは以下の通りです。

鉄骨造のデメリット

最大の問題点は、断熱性能の低さです。
夏は暑く、冬は寒いとされています。

また、リフォームや増築の際に多くの制約が発生し、構造的な側面で言えば、建築を手がけた企業以外が対応するのは難しいことがあります。

これにより、建物としての柔軟性が不足していると言えます。

鉄筋コンクリート造のデメリット

木造などと比較して、鉄筋コンクリート造は通常工期が長くかかり、また建物自体が重いため、地盤の補強が必要になることもあります。

さらに、湿気がこもりやすく、カビや結露が発生しやすいと言われています。

このため、湿気対策として、換気設備を適切に設置したり、断熱材を施工したりする必要があります。

◼️まとめ

住宅を建築する際に最も重要な工法について、私の考えを書いてみました。

地震大国である日本ですから、耐震性能は重要な要素ですが、それ以外にも、断熱性や耐火性、メンテナンス性、建築コストなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。

また、住宅を建築する際には、自分のニーズや立地、地盤などを考慮して、最適な工法を選ぶことが大切です。

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