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理想のドラマ。②

前にこんな記事を書いたんですけど、

今でもその理想を追求してるんです。

そして、かなり近いものを見つけました。

これ!



わたしが観たい理想のドラマは、、、
日々の暮らしを淡々と描いてる。ご飯を作るシーンがある。献立を考えたり買い物のシーンがあるとなおいい。食べるシーンがある。大事件は起こらないけど、生活のなかで浮き沈みがあったりする。おしゃれじゃないけど使いやすそうな家具や雑貨や食器を愛用してる感じ。などなど。そんな、どこにでもありそうな日々を描いてる丁寧なドラマ。

で、A.Table。
このドラマを見つけて、観始めて、これだ!ってなって、ゆっくりゆっくり、終わっちゃわないように気をつけて、観てました。

「歴史のレシピを作って食べる」って書いてある通り、歴史上の人物が食べていた料理を、現代風にアレンジしたレシピで、夫婦ふたりで一生懸命に作って食べるのがメインのストーリー。

実はわたしはとても歴史が苦手です。苦手というか、興味がないの。だから、マリーアントワネットの、とか、マルコポーロが、とか、ベートーヴェンが、とかそういうとこには、全く心動かない。笑

それでもじゅうぶんおもしろかった。

市川実日子さんと中島歩さんの夫婦。
井の頭公園の近くに住んでる。
ふたりで買い物に行って、ふたりで料理して、ふたりで食べる。

壊れかけたガスコンロを買い替えるかどうするか、、ってことが、ジュン(実日子さん)の心の中でポイントになっていて、それは運命なのかとか、運命には逆らえないのか、とか、めちゃくちゃめんどくさく考えちゃうんだけど、それわかるなーって思うんです。

ジュンの親友が遊びに来て、夫のヨシヲ(中島さん)とフランスの話で盛り上がってることに、ちょっとモヤモヤして(ジュンはフランスに行ったことがないから)、ひとりで買い物に出かけるジュン。わかる!ある!そういうとき。やきもちとかじゃないのよ。なんかね!

それで、そのことをヨシヲもちょっと気にしていて、謝ったりするんだけど、「謝るのは自分が楽になりたいだけだなー」って気づいて、そのモヤモヤな雰囲気のまま、ただそこにいる、、みたいな。そんな繊細な気持ちを、とっても丁寧に描いてる。


そんなヨシヲの名言。
自己懲罰意識があって、いいことが起こると悪いことも起こりそうで素直に喜べないって言うジュンに、「いいことと悪いことは均等の関係じゃなくて、どっちもただ起きたことなんじゃない?」って言うの。

わたしも、いいことがあると不安になって、喜べなくて次に起こるであろう悪いことに備えようとしたりしちゃう。そういう根拠のない不安をさ、考えすぎだよ!とか諭すんじゃなくて、にこにこしながら俺はこう思うよーみたいに柔らかくしてくれるの、いいよねー。

壊れかけのガスコンロも、買い替えるのもいいし使い続けるのもいいしって、ジュンのめんどくさいとこをおもしろがってくれてるのも、すごくいい。

ヨシヲと結婚したかったー!笑

中島歩さんのね、声とか話し方がいいのよ。優しいのよ。大好きになっちゃった!



まだまだ理想のドラマを発掘するぞー!

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