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あしたは月よう日/長谷川集平 絵本のこと①

急に始まりました。毎週木曜日の、⭐︎うわの空 絵本紹介です。

これは、カフェ開店の準備です。来月になったら、オンラインカフェを開く予定です。

そこで、絵本読んだりできたらいいなあって思っていて、自分でもちゃんと読み直して紹介したいので、少しずつやりますね。


⭐︎


1995年1月17日、休日明けの火曜日の朝
淡路・神戸を中心に大きな地震がありました。
大変な被害があり、多くの人が亡くなり、傷つきました。
この絵本は、その朝まで、おだやかな
ふつうの生活を送っていた方々にささげたいと思います。
ありきたりの休日が。どんなに大切なものだったか
わたしたちは思い出すことができます。
あしたは月よう日 長谷川集平 前書きより


表紙の裏に、こんな前書きがあります。
これがなければ、ただの、家族の休日のお話で、もちろんそれでもじゅうぶんおもしろいんだけど、前書きを頭に置いて読むと、胸に刺さります。

「あたりまえの日常がどれだけ大切か」なんて言葉は、もう使い古され始めていて、わたしはそういう言葉でいろんな感情を簡単に一括りにするのが嫌いです。

毎日毎日、みんなが変化しているのは当たり前で、突発的な出来事がなくても、おんなじきょうはもうやってこないわけで、だからといって、いつもいつも大切にとか丁寧にとか無駄なくとか過ごすのは無理で、精一杯生きるとかもよくわかんないし、、、あれ?なんかどんどん屁理屈をこね始めてしまってる!

えっと、だからせめて、できるだけ笑って、できるぶんだけ優しくして、心震わせていたいな。できれば毎日。なんて思いました。


好きな場面。

しらない国の歌に涙を流すおとうちゃん。


明日は3月11日なので、この本はどうしてもきょう紹介したかったんです。

この絵本、気になった方いらしたら、今度一緒に読みましょうね♡

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