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ぼんやりしたまま6時のチャイムを聴いている。

きのうの夜にぺこす(娘です)が書いた文章を、今朝の通勤電車で読んで、わたしはなんだか本当に、義母のことが心配になった。

この世にからだを残して、空の上に向かってる途中の義母の、49日間の修行。

義母はがんばらないひとだ。
なんでも誰かに代わりにやって欲しがるし、自己中心なわがままを堂々と言うし、「具合悪い」を切り札に全ての課題から逃れて生きていた。

だから、修行なんて、無理だと思う。

初七日から七回、火曜日の朝に手を合わせて「無事に天国に行けますように」って願ってくださいねって、優しい声の住職さんが言ったから、わたしは手を合わせて祈る。火曜日の朝だけじゃなく、いろんなタイミングで。

変なイントネーションでわたしの名前を呼んで、よく通る大きな声で「お願い!わたしできないから!〇〇〇ちゃん代わりにやってー」って聞こえてくる。

わたしは大きな声で、空に向かって、「むりーー!」って叫ぶ。それはあなたの修行ですからー。



GWが終わって、娘夫婦も家に帰って、寂しくなると思ったけど、今週は嬉しい約束がふたつもあったし、それはふたつとも暖かくて優しくてすごく心強くて、だからね、全然大丈夫なんだけど、なんだかきのうからとても涙もろい。

ベタなドラマにめそめそ泣いて(だってヤンキーと優等生の友情が素敵で)、家族の物語にも泣いて(だって、にいにがまさかやー!な展開で)、きょうは帰ってきてからずっとソファでゴロゴロしている。おっきなプーさんを枕にして。

気づいたら、部屋の中がかなり暗いしお腹もすいた。

そろそろご飯作るか。


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