ネトフリ話題の「地面師たち」を10倍面白くする解説たち
暑い夏の体感気温を5度は下げてくれるドラマ、地面師たち。そう、言わずもがな、「地面師たち」は面白い。ハマる人続出なのも無理はない。が、人によって印象に残るキャラや人物は違うと思う。それくらい、誰が主役なのかわからなくなるくらい俳優陣が豪華なのだ。
地面師たちマニアを自称する私は、ネットに存在するあらゆるレビューを読んでみた。商業メディアのも、noteや個人ブログも、キーワードで引っかかるありとあらゆるものを。
そこで見つけた、「地面師たち」を10倍面白くさせてくれるレビューを勝手に紹介します!!!!
1.山本耕史が忘れられないあなたに
えーと、この解説者は、なにぶん目の付け所がマニアなんですわ。立ちバックからオラオラするところはおそらく99%の視聴者の脳裏に焼き付いているシーンだと思うのだけど、反対に99%の視聴者は、立ちションのシーンは忘れているんじゃないかと思うのだが、そこを丁寧に拾って対比させ、
男根が男の状態で、
萎れてる(仕事で窮地)→仕事の成功の香りにうっとりと撫でる(自分で)→そそり立つ(仕事絶頂)
という絵解きの意味づけが面白い😂
しかし、私なんぞがさら〜っと通り過ぎたところをよく見てるなぁ、と思ったら、「地面師3週目」ですって!!!くっそマニア。
「俺はこの役を山本耕史にしか演じてほしくない」「当分、青柳ほど憎める悪役に出逢える気がしない」という「山本耕史からみる地面師たち解説」は、一読の価値あり!!!これはもっともフェティッシュ 大賞です。
2.半沢直樹やVIVANTにはハマれず、「地面師たち」は好きだったあなたに
山本耕史から読み解く「地面師たち」とは対象的に、わりかし包括的にドラマの骨組みを解説してくれるレビューがこれである。
面白いのは、「従来型の大作エンタメ」という東洋経済のレビューを「これのどこが従来型?」と斬って捨てるところ笑
なるほどなぁぁぁぁぁ。
それから、青柳編と対比して、小池栄子、池田エライザが心に残ったキャラだったあなたにも、これはオススメレビュー。
小池栄子の魅力とAKB、今田美桜の魅力を懐かしのAKBのMVを使って対比させてるのがウケる。強い系女性と、うるうる上目遣いで日本社会で「女子供役」をやってうまく生きていく女性像の違い。
女性像の描き方と、作品設定の捻り方が従来とは違ってるっていうのは納得。半沢直樹なんて花ちゃんしか出てこねーしな笑。
視線の取り方こそが解説のオリジナリティを決めるんだなぁ、と納得。これは、もっともフレッシュ大賞です。
3.タイトルのつけ方がうまいレビュー
一言で言えば、タイトルの妙が9割だった解説(笑)。個性がないがうまくまとめたレビューで、青柳や小池栄子に注目した個性溢れまくりのレビューと違って、「これだ!」と抜粋したくなるような文章はない。しかし、「世界に見つかる日」というコピーは秀逸。もっともプリミティブでももっともフィジカルでもないが、もっともオーソドックスなレビュー。
いかがでしたか?
もっともフェティッシュ→もっともプリミティブ→もっともフィジカルで賞に並べられたらよかったのだけど、もっともフェティッシュ→もっともフレッシュ→もっともオーソドックスになってしまいましたわ。空席のラスト2つに該当するレビューを見つけたら、また追って紹介するかもしれません。
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