#4_玄米食を始めました
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アラフォー妊活⑤玄米食
腸は子宮のお隣さん。だから腸活をすることで、子宮の状態もよくなるという話を聞きました。確かに実生活でもご近所さんがきれい好きで挨拶も気持ちのいい方だと、こちらも嬉しいですよね。ということでさっそく実践。
腸が喜ぶのが白米よりもたくさん栄養を蓄えている玄米。早速
長谷園の二重蓋土鍋と
長時間保温できるシンプルな炊飯器
をメルカリで購入しました。
ネットに氾濫する玄米情報
寝かせ玄米を炊くにあたり、ネット情報を調べていると
玄米は発芽させないと毒!
圧力じゃないと意味ない!
炊く前の浸水は1時間。いや、12時間以上
などなどサイバー上に乱れる有象無象の噂?事実?推測?に何を信じればいいのか動揺。
落ち着いて、冷静に、情報を分析していくと、要はコピペの氾濫。信頼できそうな情報を整理すると以下の結論に達しました。
玄米の情報を整理すると
玄米と白米の違い→栄養素。食物繊維やビタミンなどの栄養素が玄米のほうが多く含まれている。カロリー、糖質も低い
玄米―ぬか層(外皮)=胚芽米(はいがまい)
胚芽米―胚芽=白米
ぬか層(外皮)と胚芽部分の栄養素→主に脂質、ビタミン、食物繊維
胚乳の栄養素→主にでんぷんとタンパク質
玄米食でよく言われている注意点
玄米食でよく話題にでるのがこの4つの成分。
「リン」「ヒ素」「フェチン酸」「アブシジン酸」
栄養素が豊富な分、各成分の含有量も多くなり、それが毒なのでは?という話になっているんですね。
一つ一つ解説します。
リン
体内でカルシウムの次に多く含まれるミネラル。カルシウムと一緒に骨を作り、固くする。その一方摂りすぎると、カルシウムとくっついたリンが石灰化して血管が硬くなり動脈硬化を起こしたり、リンが多いと甲状腺ホルモンの分泌が増え、骨がもろくなる。
まあ確かに摂り過ぎには注意した方がいいですが、100g当たりの含有量を見るとするめやいくら、ポップコーンにも多く含まれているし。毎日1日3食大盛りで玄米を食べるわけではないので、心配するほどではないかと。
ヒ素
地球上に存在する有害性が高い元素。すべての食べ物に多かれ少なかれ含まれていますが、特に海藻類、玄米、豆類に多いです。短期間に大量、または長期に渡って摂取しない限り、心配することはないとのこと。日本では4人が死亡した和歌山のヒ素混入カレー事件があり、怖いイメージがありますね。お米の糠の部分に多く含まれています。
もし気になる方は、栄養素はそのままでヒ素だけを除去する調理方法をなぜかお米大国ではないイギリスのシェフィールド大学が2020年1月に発表したので、そちらを参考にしてはどうでしょう?
フィチン酸
鉄分や亜鉛などと結合して体内に入り、分解されることなくそのまま排出される化合物。つまり、フィチン酸と一緒のミネラルは水に溶けないため体内に吸収されず、一緒に体の中をスルーします。
つまりせっかく栄養豊富な玄米を食べても、鉄などのミネラルはとっていないことになる。この作用が体内の鉄分を排出させるという話になり「貧血になる」などの情報に変化しているようです。
でも体内に元々ある鉄分も「おらあああー」て根こそぎかっさらって一緒に排出するようなことはなさそうなので、貧血の心配はないかと思います。
ちなみに玄米に水が入ると、発芽に向けた化学反応が進み、その過程でフィチン酸はつかんでいたミネラルを離して合体が解け、玄米のフィチン酸とミネラルが体内に吸収されます。この理由で、発芽玄米は推奨されています。
アブシジン酸(ABA)
お米から芽が出てくるのを抑える役割の植物ホルモン。穂が倒れて水に浸ったときに、時季外れに種子が発芽することを防ぐ役割から「発芽毒」と呼ばれています。この「毒」の名称が独り歩きしているのが一点。
他に別名ミトコンドリア博士と呼ばれている西原克成先生が警告した、ABAがミトコンドリア毒説も影響しています。これは、ABAが体内に入ると毒とみなして白血球が活性化して活性酸素などで攻撃。その流れ弾を正常の細胞も浴びる、という理論だそう。
ただ、これも玄米を浸水させることで、ABAが他の成分に変わるので解決。
種子を食べるていうこと
これらの成分は発芽までの間、種を守る物質です。
だから玄米だけでなくナッツなどの種子にも存在しています。リンは種子の栄養を次世代に届けるため。アブシジン酸は、適切な時期に発芽するため。
ほかに、残留農薬→白米にはない糠の部分に含まれているので、なるべく無農薬や農薬が少ない玄米を選びましょう。
セルロース→糠部分の主な成分の食物繊維。研ぐときに泡だて器を使うとか、米同士をこすり合わせるようにするのは、この繊維に傷を入れるため。傷を入れることで消化が良くなるのかは不明。
玄米の呼び名 寝かせ玄米、酵素玄米、発芽玄米
寝かせ玄米=酵素玄米 同じ意味
寝かせ玄米は、炊いた後に3日ほど保温状態で寝かせた状態の玄米。
発芽玄米=炊く前に浸水させて発芽した状態で炊く玄米
色々調べてたどり着いた調理方法
結果、今は冬なので玄米を3日ほど水に浸し、小豆と塩を入れて土鍋で炊飯。炊飯器で保温という方法で食べています。毎日食べるわけではないので、まあ美味しければいいかな、というシンプルな結論に達し、美味しく頂いてます。
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