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LGBT_子育て

日本では同性同士が籍を入れることはまだできませんが、パートナーシップでほぼ同等の立場をとれる市町村も出てきました。しかし「子供を育てたい」となると、まだまだ難しい壁がありますね。ここではLGBTのレズビアンORゲイが子供を産み(産んでもらい)育てる方法について、解説します。

① 友情結婚

最近メディアでも目にするようになってきました。「ラブ」ではなく「人生パートナー」または「子育てパートナー」として男女で婚姻関係を結ぶ形です。理由はそれぞれで

・世間体

・将来のことを考え

・親のため

・できるだけ一般的な環境で子供を育てたいなど様々

友情結婚を希望する男女のオフ会やサイト結婚相談所もあります。
この場合、出産のためだけに性交、シリンジ法、病院で人工受精、体外受精など男女によって方法は様々です。

いつ婚姻関係を結ぶのか、子供ができなくても婚姻関係は続けるのか、お互いの自由度、相手のコミット度(例えば外に彼氏、または彼女は作っていいのか。いいなら、どの程度まで遊びにでかけていいのかetc)の話し合いも必要ですね。


② 精子バンク


女性同士で子育てしたい!または1人で育てたい!場合は、どこかで精子の調達が必要です。精子の調達方法は

・男の友人
・精子バンク 

ネット上で精子提供者を探す。または冷凍の精子を届けてくれる世界最大の精子バンクCryosを利用する方法もあります。

男性側に不妊の理由がある場合、第三者の精子を受けられる人工受精(AID)がありますが、これは結婚している夫婦のみに限られています。
AIDについては、川上未映子さんの小説「夏物語」でとても詳細に描かれているので、興味のある方はご一読を。

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③ 里親制度


保護者がいない、親が育てられないと判断された児童を養育する制度。施設で育つよりも、家庭で育った方が子供のためになるとの考えで存在する制度です。里親期間は、数週間だけのときもあれば、実際に養子になることもあり、ケースバイケースだそう。同性のカップルでも都道府県知事が認めれば里親になれます。

④ 代理出産


男性同士の場合は、代理母に出産してもらう。
日本では代理母出産に関する法律は整っていませんが(違法でも合法でもない)、産科婦人科学会が認めていないため、行えません。そのため、認められているロシアやアメリカなど、海外で行う必要があります。

また、日本の法律では産んだ女性が母親となるため、子供の戸籍登録はややこしくなるかもです。結婚している男女なら、出産後養子縁組を結びます。


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