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たぶんテーマは居場所*『赤髪の白雪姫』20巻 レビュー

最近はKindleでマンガを買うことにはまりつつあります。

本当に好きなものは物としてコレクションするけどもね!

さて、本日発売の『赤髪の白雪姫』20巻の感想です。

いつもこの作品からは、「ただただ生きること」の尊さを思わされます。

ファンタジーや少年マンガでもよくあるような明確なゴールがない。(海賊王とかヴォルデモートとか)

それに向かって強くなるわけではない。

それぞれの生業が淡々とあって、その時期によってどこがフォーカスされるかが変わってくる。

そして今回は、休息のターンです。

リリアスに、白雪もゼンもミツヒデも木々もオビも揃い、おのおのの縁談や安らぎについてがメイン。

少女マンガなのに、ぜんぜんときめきが優先される展開じゃなくて、素晴らしい!

それぞれが自分の志向に嘘をつかず、流れるように縁を紡いでいくさまが素敵です。

パートナーに限らず、どんな形で情の落とし所を見つけるのか。

ミツヒデは、誓いと身体と生き方を溶け合わせることが出来るのか。

出来る限り、安心できるところに着地してほしいものです。

「休息が同じ場所で良かった」

それが居場所というものなのだなあ。

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