作家名を決めました

去年の3月から書を習っている。
はじめは字がうまくなったらいいなくらいの気持ちでいた。空間を自らコントロールする作業、構成を考えてレイアウトを練り何度も書き直す、考えて考えてそして一瞬で作品になる。だんだん書の面白さを知るにつれ、お遊び感覚ではなくなってきた。書で取り入れた考え方や、体の動かし方が自分の絵にも関わってきている気がする。

先生が銀座ミレージャギャラリーでの展示会に足を運んでくれた。それまで作品はWEBやポートフォリオなどでご覧いただいていたが、初めて原画を見ていただいた。
数日後、ご感想とともに作家名について名字は平仮名のまま、名前は漢字にしてみてはとのご提案をいただく。稽古の時によく名前の「真実」という漢字が、中心に線が一本あるような、座りのいい形の名前だねと言っていただき、自分でも気に入っていた。

「なかの真実」

文字にしてみるとビジュアル的にも面白く、覚えてもらいやすいように感じる。だんだんいいかも!と思いが強くなり、この度、作家名を「なかの真実」とすることにした。

ある人がこう言ってくれた。

「なかのひとの「真実」がチラ見えする物語のあるその作品が好き」と。名は体を表すように、つくり物の中に真実を閉じ込めたい。

改めてよろしくお願いいたします。

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