在宅が始まった心境

PCの画面に向き合う日々。カラオケの中で1日がくれていくようになってくると本当に時間が過ぎるのが早く感じるようになりました。多少でも日々にメリハリを感じていたような事柄がなくなり、良いも悪いも画面越しに全てが伝わるようになると、どこかヴァーチャルな世界に自分が入り込んでいくような感覚に襲われるようになりました。

リアルを感じるのは食事と、サウナ。食べている瞬間は自分の中に確かな感覚が生まれるので、必然的に「食べたく」なる瞬間が増えていきました。(昼食べたのに、午後1アポやったらもう食べたい→コロナ太りに)

町を歩けば何時もと変わらない感じで人もいるし、でもそんな風景を尻目にカラオケと自宅を往復する日々。そこに差し色を入れるがごとくたしかに存在していたのは「サウナ」まじでここには救われました。今でこそサウナーという言葉が増えてきましたが、コロナでリアルを失った今、その穴を埋める役割もサウナは果たしていたんじゃないかと思います。

確かに流れる汗、乾く喉。今年、サウナに目覚めた人の中では「ととのう」が新語流行語だったと思う。誰とも会わず、携帯も手放し、自分に向き合う時間。PCの中でしか得られない充実感より確かなものがあった。

1年はあっという間。それから私はお気に入りのサウナも住居も手放し、新たな場所に移動することになるのでした。

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