春、ハエトリグモ
春になって虫たちの活動が始まり……
3月18日、うちの電気の傘にハエトリグモが乗りました!
ハエトリグモは、体長1cmくらいの小さな蜘蛛です。徘徊性で、ウロチョロと歩き回り、虫を捕まえて食べます。ピョンピョンとよく跳ねることから、英語ではJumping spiderだそう。
どこからともなく家の中に入ってきますが、害虫を補食する益虫であると言われ、人々に可愛がられています。
丸っこい小さな体に、キラキラしたつぶらな瞳。マウスポインタを追いかける、首を傾げる、鏡に反応する、人が近づくと目を合わせてくるなどの、知的で豊富な仕草もハエトリグモが愛される理由の一つです。目や脚の数が多いところも、脊椎動物などとは違った魅力がありますね。
蜘蛛に砂糖水をあげる「砂糖水接待」という行為も流行っているそうです。今検索で知りました。
うちの電気の傘はハエトリグモの定位置です。
電気の傘の内側をグルグル回ったり、上に乗ったり、天井をしばらく歩いてまた電気の傘に戻ったりといった行動が見られます。が、行動は蜘蛛それぞれなので、電気の傘を気に入ってくれるとは限りません。何ヶ月も居着く子もいれば、すぐにどっか行く子もいます。
居着いても、行動パターンがみんなどことなく違います。ハエトリグモの年齢や性別も関係あるかもしれませんが、1匹1匹の性格の違いもあると思います。
以前は電気の傘を多くのハエトリグモに気に入っていただき、共食い婚活パーティー(?)の会場と化しました。
ハエトリグモ1匹だと癒しなのに、2匹以上になると、厳しい自然の摂理をまざまざと見せつけてきます。部屋にいながらにして味わえる、手に汗握る野生のサスペンスショー。
カマキリはメスがオスを食べてしまうとよく聞きますが、ハエトリグモが命懸けで向かい合っているのを見ると、捕食者は大体こんな感じなのかな~と思います。
さて、今回はハエトリグモが部屋に現れた記念に、今までに撮ったお気に入りのハエトリグモ写真を貼っていきます。
写真は主に、「ダイソー(100均)のスマホ用接写レンズ+中古のAndroidタブレット」で撮影しています。
まずはヨダンハエトリのオスから。
素晴らしくカラフルです。ヨダンハエトリは腹に四段の赤い模様があるからヨダンハエトリなのだそうです。
ヨダンハエトリさん撮影時のブログはこちら。
次はハエトリグモの子どもたちです。
ちっちゃい子は可愛いですね~。
ミスジハエトリの子(?)、撮影回はこちらです。
次はミスジハエトリ、オス。
チャスジハエトリと似ていますが、頭の赤が鮮やかです。
撮影回はこちら。
次はチャスジハエトリ、オスです。
最後の1枚は別の子です。
上4枚の子は、電気の下にいたので、電気を付けて撮影しました。なので目がキラキラしています。
チャスジハエトリ撮影回はこちら。
次はシラヒゲハエトリです。
おなかぷっくり。丸みのあるこの感じ、女の子っぽいです。
シラヒゲハエトリ撮影回は、こちら。
最後です。
上2枚の子は、全体的な模様が見えないので種類が分かりませんが、大きな目に小首を傾げるポーズ、まさしくハエトリグモですね。3枚目はマミジロハエトリのオスかと思います。
以上、ハエトリグモたちのお気に入り写真でした。
電気の傘に乗ったハエトリグモは、そこにいてほしいので、怖がらせないよう撮影していません。
「ハエトリグモ」という種類があることを、私はわりと近年まで知らず、「なんか分からないけど、家の中をウロチョロしている小さい蜘蛛って、色や模様が違ったりするんだよな」と思っている程度でした。
写真を撮ってみて、ハエトリグモの愛くるしさにやられました。水鳥のカモのように、オスが派手で、女の子は落ち着いた色合いの子が多いところも面白いです。アリそっくりなアリグモも、ハエトリグモの仲間だそうですね。
ハエトリグモの顔の前にある、ピョコピョコ動く触角みたいなものは触肢です。触肢についてはササグモの回でブログに書きました。ササグモも徘徊性の蜘蛛で、可愛いです。
ちなみに、ハエトリグモ以外の蜘蛛写真を、こちらに載せています。
ではこれで終わります。お読みいただきありがとうございました。
・SUZURI始めました m(_ _*)m https://suzuri.jp/mamimujina ・アルファポリスで色々投稿中です。 https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/206695515?sort=update