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【命の重さと多様性】署名サイトChange.orgの気になるキャンペーン

世の中分からないことだらけですね。問題がないと思っていたことに問題があることが後に分かったり、逆に、問題ない必要不可欠な命を、人間の手で大量に奪ってしまっている可能性もあったり。

私は昔からコミュニケーションがとても下手だったので、なんとなく思うことがあっても上手に言えず、人と口喧嘩になったことも多々ありました。現在では「みんな考え方が違うんだから、世の中納得いかないことがいっぱいあるのはしょうがないよな……。人を動かそうとか変えようとか、そういうアクションはしない方がいいや。私も変わりたくないし」と諦めている部分があります。

さらにそもそも、私は生き物含め他者を思いやる優しい側の人間ではなく、動くものを見たら捕まえたくなるような人間でした。「もっと優しくなった方が良いんじゃないか」と思い始めたのは高校生くらいからです。
また、ベジタリアンを目指したものの肉の美味しさに負けて挫折したので、自分に自信がなく、偉そうなこと言える立場じゃないと思っています。そして現在、自分が伝えたいことの着地点が分からないので伝えられない部分もあります。

たとえば犬や猫の殺処分がなくなってほしい、人間一人一人が大切にされてほしいと思うけれど、そもそも犬や猫だって人間だってお肉をいただいて生きているのだから、犬や猫や人間が優しい世界で生きていけるようになったとしても、その土台には他の生き物たちの命があるわけで……。肉として死んでいく子たちの息遣いは感じなくていいのか? 名前もなく、誰かに呼ばれることも可愛がられることもなく、死の拒否権もなく、冷たい檻の中で涙を流して死んでいったかもしれない子のこと、どう思えばいいんだ? って考えたりします。命の格差というか、表面的に見える部分だけ大事にするのもどうなのかなって。

また、魚釣りに対して残酷って言う人はあまりいないけど、魚釣りは、生きた魚の口に針が刺さることでもあります。
でも、お店に並んだ肉や魚を何も知らずに買って食べるより、自分の手で生き物を捕って食べる方が、より命に対して誠実に向き合っているとも思います。

あと人間は、人間の経済に利用するため、特定の種類の生き物を大量に増やし、外来種がダメと言いながら品種改良した外国の植物をあちこちに植えまくっていますが、人間の都合で特定の種の動物を増やしまくったり、品種改良した植物や外国の植物をいっぱい植えた環境を「自然」と捉えていて、命のバランス的に大丈夫なのか? と思ったりします。
「限られた種類の生き物だけ」が有名な状態のままではなく、もっと全種類の生き物について知っていった方が良いのかな……。

「命」はみんなにあるんですよね。テレビで生きたまま「美味しそうですね~」って言われる魚やタコにも、当然のように殺される虫たちにも、クマやシカやカワウやオオキンケイギクやブルーギルにも。

↑こちら、私がYouTubeで見て、衝撃を受けた動画です。
動画自体は可愛くて癒される、ほのぼのしたものなのですが、これらの動画を見て私は魚類への認識を改めました。

人はつい、可愛い動物を助けたいって思いますが、人間にとって「可愛い・大切・知能が高い」と思われない命は無意識に軽視され、人間に可愛いがられる命ばかりがどんどん注目される状態もどうなのでしょう。

でもまず可愛い命から大切にされる状態を広げていかないと、昆虫の大量絶滅の危機にまで何かを感じ考える方向性にはなりませんね。私もYouTubeの可愛い小鳥さん動画など見て、「鳥ってこんなに感情豊かなのか……!」と日々衝撃を受けています。

ある命を愛したが故に世界の理不尽さにショックを受ける、もしもそんなことが何回か繰り返されれば、無意識に感情移入のスイッチをオフにし、「愛してもショックを受けない可能性が高い命」「命の重さを考慮される可能性がある種類」ばかりを大切にしてしまいそうです。

ある人間を愛しても、その人が誰かに惨殺される可能性とかはまだ少ないので、安心です。逆に、万が一野生のシカやイノシシと友達になったりすれば、その子の命や未来が心配かもしれません。
また、命の短い虫などに、毎回感情移入すると辛くなってしまいます。種や全体を漠然と愛することは可能かもしれませんが、「一匹」に愛を注ぐのはきっとエネルギーが要りますね。

平和の祭典であるオリンピックの閉会式で、五輪マークに止まっていた蛾を人間は追い払ってしまったようですが、オリンピックが平和の祭典ならば、多様性を尊重して蛾を追い払わずに五輪の中に一緒に入れてあげる……そういう感性の世界になっても良い気がします。
虫は見た目だけで「不快害虫」と呼ばれ、殺生が推奨され、ひどい差別に晒されます。人を差別や偏見で縛り付けない社会になるためにも、「虫=キモイ=キモイものは殺していい、追い払っていい」という概念を崩すべきかもしれません。

「虫=気持ち悪い」は、社会が植え付けた概念という部分もあり、人が元々持っている感覚ではないと思います。「黒猫が不吉」などという、今となっては根拠のない概念も、人間は心から信じれば、本当に殺してしまいます。理屈の正確性より、イメージからくる恐怖心の方が強いかも。

人間にとって大きいイベントであるオリンピックが蛾を受け入れれば、「受け入れる」が優勢になるかもしれません。

などとゴチャゴチャ、色々思いますが、「だから何をすべきか?」というのは分かりません。優柔不断な落ちこぼれなもので……。あっちを立てればこっちが立たずな気がするのです。

だから私は自分なりの信念や結論に基づく行動じゃなく、曖昧な「表現」に惹かれるのかも。
きっとどの視点もそれぞれの真実であって、善悪などないのですね。

ただ、優柔不断な私も、「世界を変えたいんだ!」という人々の熱いパワーと行動力に心打たれます。なので今回は、私が時々覗かせていただいている署名活動サイト「Change.org」のご紹介をさせていただきます。

私はこのサイトをブロガーさんの投稿で知り、1つ署名したことで、サイトからのお知らせや、関心を持ちそうな活動がメールで届くようになりました。

↓こちら、私が気になった署名キャンペーンです。


このように、「世界を変えたい!」と思う人が署名を立ち上げ、同じ意見の人が賛同し、意識を変えていくことに繋がるようです。あまり署名の数が集まらなかったとしても、「こういう意見がある」と注目され、メディアなどで紹介されることもあるそうです。

世界の中で何が正しいのか、何が間違っているのか、正直私には判別つきません。それでも心が「?」や悲しみを感じることには、きっと理由があると思います。やってみて分かることもきっとありますね。

世界に伝えたいことや変えたいことがある方、まず小さなことから始めてみたい方にも、署名活動はどうでしょう。


▼Change.orgのnoteはこちら


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