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BTSに見た「静」と「動」

初めまして。くまこと申します。
備忘録のつもりで、今日からnote始めます。
と言うくだりを書くのは、実は2回目です。
昨晩深夜に1時間かけて完成させたのですが、誤って削除してしまい、
何も残りませんでした・・・。改めて書きたいと思います。

さて、ワールドワイドな活躍をする韓国のBTS防弾少年団。
ARMY(BTSのファンの愛称)になって今月で1年の、まだまだ若輩者でございます。

2020年、新型コロナウイルスが世界中を襲い、誰もが今まで経験したことがない時間を過ごすことになりました。
そんな時に、たまたまTVで見かけた「Dynamite」のパフォーマンスで、ARMYになりました。(そのいきさつはまた後日に)
私がARMYになった時点で既にコロナ禍だったので、SNSやテレビやオンラインコンサートで彼らの活動を楽しんでいました。
それが普通だと受け入れていたし、それで十分でした。
だってコロナ禍でしたから。

時折聞こえてくるメンバーの悲痛な心情。
「ARMYの目の前でパフォーマンスできなくて残念。」
「愛されているのか不安になる。」
「自分たちの存在意義を忘れてしまった。」などなど。

私は「SNSでは関連ワードが頻繁にトレンド入りし、YouTubeは億単位で再生回数が伸び、リリースすればヒットするし、ARMYは彼らを求めてこれだけ応援しているのに、なぜそんなに悲しみに暮れているんだろう。」と感じていました。あまり口には出せなかったけど。

彼らは2020年に予定していたワールドツアーが、新型コロナウイルスの影響で全てキャンセルになりました。ツアーの準備をしていたと思うのですが、それがスッと目の前から一瞬で消えてしまった喪失感。
私のような狭い世界で生きている人間と違って、全世界を相手に活動している彼らのそれは、寄り添うことはできても、完全に理解することはできないと思っています。背負ってるものの大きさも含めて。

先日アメリカで「アメリカン・ミュージック・アワード」がありました。
有観客で開催されると言うことで、ずっと無観客でオンラインコンサートなどを行っていた彼らにとって、約2年ぶりにARMYの目の前でパフォーマンスすることができるチャンスです。幸いにも、リアルタイムで画面越しに見ることができました。

「どうか、ノミネートされた部門で受賞できますように。」と祈ると同時に、「会場にいるARMYの皆さん、会場を盛り上げて、たくさんの愛を彼らに届けてね!」とも祈りました。
きっと全世界のARMYの想いが、その会場に向けられていたと思います。

ARMYになって約1年の私ですが、ARMYの目の前でパフォーマンスする彼らをリアルタイムで見るのは初めてで、どんな感じなんだろうかとドキドキしていました。
彼らは、コールドプレイとのコラボ曲「MY UNIVERSE」と、何度もビルボードで1位を獲得した「BUTTER」を披露しました。

そのパフォーマンスに、鳥肌が立ち、体が震えて、涙がでてきました。

彼らの目には輝きが戻り、躍動感あふれるダンス、体の奥底にあった、自分の意志とは反対に眠らせなければいけなかったエネルギーを呼び覚ませ、キラキラに輝いていた彼らがいました。

それを見た私は、この1年の間に見ていた彼らは「静」だったんだと気づきました。

新型コロナウイルスの影響で、様々なスケジュールが変更やキャンセルになり、打ちのめされた感情や、自分たちの力ではどうすることもできない喪失感、その時々でできる最大の仕事をしてくれていたと思いますが、もがき苦しみ、水の下で足をばたつかせているけど、前に泳ぎ、進むことができないような。砂に足が埋まり、重く歩けないような。

ステージで、ARMYと目と目を合わせて、お互いの愛を交換し合い、それをエナジーにして最大限のパフォーマンスをすることが、彼らが自分たちの存在を一番感じることができる。

これが、BTSなんだ。本来の彼らの姿なんだ。
「動」のBTSにやっと会うことができました。

それを感じることができた、少しでも彼らの気持ちを理解することができたことが嬉しかったです。
もしかしたら、間違った解釈かもしれないですが、少なくとも私はそう感じました。

いつか私も生でパフォーマンスが見たいです。
まだ続くであろう新型コロナウイルスとの闘いが早く終息し、マスクなしで彼らに愛を伝えることができる空間が戻ってくることを願っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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