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【ロンドン発】2024年週刊ジャーナル(2月19日~2月25日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。


2月19日:長男が18歳になりました。


Aレベルの模擬試験中なので、当日はサクッと近くのガストロパブへ。

サービスも良いし、美味しい。

普段はなかなか予約が取りにくいのだが、月曜だったからかな、席が取れました。某超大物ロックスターの行きつけのパブで有名。私も一度見かけたことがある。


2月20日:『The Kemps:All Gold』が面白過ぎたことは以前このブログにも書いたが、それ前に公開されていた『The Kemps:All True』をまだ観ていたなかったのでいまさらながら視聴。2020年に公開されたものだけど、今観ても、マジで笑った。

ドタバタ劇なのはこちらも同じだが、やはり脚本が上手いのでめちゃめちゃウケた。

マーティンの妻シャーリーのジャケットに「WHAM」のロゴが(笑)。
こういうディテールが面白いのよ。

『The Kemps:All Gold』に関してはこちらの(↓)記事で。


2月22日:「英国人であることにうんざり」ファッションデザイナー、キャサリン・ハムネットがガザ問題でCBEをゴミ箱に捨てる。「これは私のCBE(大英帝国勲章司令官、Commander of the Order of the British Empire)。スナックやスターマーと一緒にゴミ箱行きよ」。ITVニュースより。

https://www.itv.com/news/2024-02-22/im-disgusted-to-be-british-katharine-hamnett-bins-cbe-over-gaza?fbclid=IwAR1xqVspIedJmfnthF31SkJ75iBnkdWxE0AcjKem_aEp7-h9N0Y090uIQoQ

声明スローガンTシャツで知られる英国の活動家ハムネット(76歳)は、カメラに向かってこう言った。 「ガザでの大量虐殺における我々の役割に関して、英国人であることに嫌悪感を抱いています。これが私のCBEです。スナックやスターマーと一緒にゴミ箱行きよ」。彼女はゴミ箱の蓋を開け、2011年に授与されていた勲章を投げ入れた。ハムネット氏はまた、theyworkforyou.comを訪れるよう呼びかけ、こう付け加えた: 「あなたの地域の国会議員を見つけて、ガザの恒久的停戦を支持しない限り、二度と彼らに投票しないと伝えてください」。1984年、彼女は核ミサイルに抗議して「58%はパーシングを望まない」と書かれたTシャツを着て、マーガレット・サッチャーとともにダウニング街で写真を撮られたこともある。彼女はまた「Stop War. Blair Out(戦争を止めよ。ブレアは退陣せよ)」と書かれたTシャツをモデルたちに着せ、キャットウォークを歩かせ、当時首相だったブレア政権に抗議した。

ITV news 'I'm disgusted to be British': Fashion designer Katharine Hamnett bins CBE over Gaza

内閣府によると、栄誉を放棄することは可能だが、国王がその取り消しに同意するまで、受章者は栄誉を保持し続ける。そのため、CBEをゴミ箱に入れることは、君主による正式な措置がとられるまで、形だけのジェスチャーに過ぎないらしいのだが、ハムネット氏、いやマジでいらんと思てるやろ。


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夜はフォトグラファーズ・ギャラリーのプライベート・ヴューへ。

良かったのは、こちらのBert Hardy。




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ディナーはフィッツロビアで。安定のSalt Yard。

すべて文句ナシのクオリティ。満点。


実は、このレストランに来る途中、近くのパブで友人に遭遇。明日、この夫婦とディナーをする予定なのだが、夫のSがパブの外で一人で飲んでいた。あれ~!?と挨拶して、明日ね!と別れたのだが、夫にディナーに誘うべきかな?と言ったところ、「いや、彼は仕事が終わって、家に直接帰る前に、一人の時間を楽しんでいるんだよ。だから、誘わない方が良いと思うし、このことは嫁のBにも言わない方がいいと思うよ」と。これには私も同意。




2月23日
:長男の模擬試験が終わったので、18歳のバースデー・パーティーを友人たちと。本当の仲良し5人を招待して、友人の経営する日本食レストラン「ASAKUSA」へ。私は予約を入れただけで(そしてお会計を担当しただけで)、あとは本人たちで。お店側には、いろいろと気を遣ってもらい、長男と友人たちは本当に楽しい時間を過ごしたみたい。

お箸上手に使えてる?ていうか手で食べてるやん。


長男が美味しい日本食を友人たちと楽しんでいる間に、私たちは、仲良し友人夫婦3組でディナー。ノッティング・ヒルのパレスチナ・レストランAkubへ。

オーガナイズしてくれた友人にオーダーを任せて、テイスティング・メニューをいただいた。プレオーダーしておいたので、メニューに目を通すことなく、次々とディッシュが運ばれてくるのは良い。

アペリティフ&スターターは良かったが、メインコースがいまいちだった。野菜の付け合わせが欲しかったところ。値段が値段なので、もっとひねりの利いた、クリエイティブなディッシュが食べたかったなあ。もしここに来ることがあれば、アラカルトで注文することをお勧めします。食前にいただいた、Sage Negroni (カクテル)とパレスチナ・ワイン(赤)はとっても美味しかった。

Akubは2023年オープン。ロンドンの中東料理ブームももう終盤に差し掛かっているかなあ、とも思うが(もうすでに出尽くしている)、金曜の夜だからか店内は満員御礼。決して安くはないし、びっくりするほどスペシャルというわけでもないのだが。

まあ、6人で楽しい時間を過ごしたので、カンパニーありきな夜であったということで。

で、次男は何をしていたかというと...、


友人宅でポーカーしてました。


2月24日:次男の学校対抗フットボールの試合。土曜の朝だというのに、相手の学校は南ロンドンからわざわざやってきた。試合開始後、ウチの選手がタックルしてボールをとると、タックルされた相手チームの選手が「ああああ!」と声を上げて転がり始めた。誰の目から見ても、激しい身体の接触があったとは思えず、観覧者たちも「ええっ?」となったが、審判のおじさん(審判は中立)が、その選手に近づいて「立て」と呟いたら、すくっと立ってポジションに戻った。我々はそのドラマに、何なん??という感じたったが、さすが審判はこのようなティーネージャーの戯言に慣れているからか、淡々と試合を進める。相手チームは負けが転がり込んでくると、チームメイト同士で文句を言ったり、罵りあったりして、なんだかな~、という雰囲気に。後半も終わりに近づくにつれ、相手チームのファウルやオーバー・リアクションがだんだんとバカバカしくなってくるレベルに。相手チームに3枚目のイエローカードが出た時点で、見ている方も怒りと呆れが出てきた。結局ウチの学校が勝ったのだが、夫があとから審判に訊いたところによると、相手チームの態度が愚かすぎるので、5分早く切り上げたとのこと。あまりにもふざけすぎて、逆に怪我などが無くてよかった。勝ったがなんか後味の悪い試合だった。


2月25日:友人のバースデー・パーティーへ。ギフトは要らないから、指定のチャリティーへ寄付をして欲しいとのことで、リンクが送られてきた。

「One to One Children's Fund は、南アフリカの東ケープにある人里離れたコミュニティで活動しています。これらの「ラスト・マイル」と呼ばれる村々は、医療施設から遠く離れており、十分な医療が施されていません。5歳未満児の少なくとも20%が栄養不足に苦しみ、5歳未満児の死亡原因の16%がHIV/結核で、妊産婦の27%がHIV陽性です。 One to One Children's Fundは、こうした支援が届きにくいコミュニティで包括的な医療を提供するため、メンター・マザーと呼ばれる地元の女性たちを訓練しています。信頼できる40人の女性で構成されるこのチームは現在、産前・産後ケア、栄養アドバイス、予防接種の紹介、HIVサポートなど、さまざまな保健サービスを提供しています。数カ月前に、この慈善団体は南アフリカで初めての移動診療所を開設しました。もともとは、既存の診療所がない地域に医療施設を持ち込むという、メンター・マザーたちの「夢」があり、すでに何千人もの子どもたちや家族に医療サービスを提供しています。今年の私の誕生日には、ぜひこのチャリティーをサポートして欲しいのです」というメッセージが添えられていた。

私も、少しばかりのお手伝いを。


たくさん飲んで食べて、いろいろな方とお話しました。


友人の娘Mと久しぶりに会った。彼女は、現在エディンバラ大学に通っているのだが、話題はやはり『ONE DAY』へ。友人もゲストの何人かも皆、「ビンジ・ウォッチしたわよ!」と。ゲストの一人の息子さんは、エディンバラ大学でアートを専攻して、まさにデクスターのフラットがあった通りに住んでいたのだとか。現在もエディンバラに住み、職業は、詩人なんですって。

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今週の1曲: Jeff Buckley 「Lilac Wine」
その『ONE DAY』のプレイリストから。思い出して泣いてしまいそう...。

(今週終わり)

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