メンバーが変わってもFF節は変わらない、先行シングルで’Curious’でカムバックしたフランツ・フェルディナンドは期待を裏切らない。
「驚いたことに、ビターというよりはスウィートな感覚だったよ。僕は生まれつきアンチ・ノスタルジックな人間だからね。過去に自分がやった事に憤ることもないし」。
FTウイークエンドに掲載された、フランツ・フェルディナンドのフロントマン、アレックス・カプラノスのインタビュー。アレックスが語ったところをを抜粋して翻訳。
カプラノスは、新作『Hits To The Head』の製作において、過去のアルバムからのコレクションを作成する過程をこう振り返る。
「ヴィジュアル・アーティストが恐らくアプローチの方法、すなわち、一旦過去に遡ることによって、進化してたどり着いた現在を理解しようとする、という方法が、アルバムにも当てはまると思うんだよ」。
「モチベーションと士気は2002年から変わらない。僕は人々をアッと驚かせるのが好きなんだ。新曲’Curious’では、振り付けすることに決めたんだけど、これがいい感じでね。というのも、同時代に出てきた他のバンドとは決定的に違う種類のものだから。アークティック・モンキーやストロークスがこれをやるとは思えないだろ?どんな種類のアーティストでも、常に現役でいることの秘訣は、アイデンティティを確立することを恐れないこと、と同時に自身を別の次元へと誘うこと。『Hits To The Head』を聴いてもらえばわかると思うけど、違うアルバムからの選曲だから違うサウンドに聴こえるかもしれないけど、これらはどうしたって、フランツ・フェルディナンドのサウンドなんだよ」。
「僕は、全く相いれないエレメントを並行させて、それを混ぜてスマッシングするアイデアが好きなんだ。僕らの曲のほとんどがそうであるように。ベーシックで一貫性のあるものが、ロックンロールのダーティーな部分、不完全さとともに、ナイトクラブで聴かれるようなダンスミュージックのダイナミックさと交わるようにね」。
「ポール(・トムソン、昨年脱退した)が抜けたその日に、”今、人生で出来ることの何よりも、まだエキサイトしていられるかな”って自問したんだ。答え?'ファ〇キン、マジで、これがやりたいんだよ!’”。
のっけからベースラインがクール。イントロのギターリフの後は、まさにフランツ・フェルディナンド節。最高のダンスチューン。
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