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「アンナと王様」のモデルになったタイの王様ラマ4世

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年末にバンコクのナショナルミュージアムへ行ってから、急にタイ🇹🇭の歴史に興味が湧き、少し古いですが、「アンナと王様」の映画を見ました。




タイを近代化に導いた現在でもタイで評価の高い「ラマ5世」の父「ラマ4世」と英語の家庭教師アンナのお話です。

ラマ4世

ラマ4世は、彼自身も英語を話すことができ、
子供たちに西洋教育を受けさせたいと考え、
イギリス人の教師を雇います。
ラマ5世は彼女から教育を受け、父の遺志を引き継ぎ、
タイを近代化に導いたのです。

タイは属国ではないのに、ラマ4世(1804〜1868)がこの時代すでに英語が話せたのが素晴らしいなと思いました。


この映画は、ハリウッド映画で、総制作費90億かけただけあって、とても豪華で煌びやかでした。
19世紀のタイの様子、王の生活や衣装も見られ、興味深かったです。

王様が住んでいる王宮が出てくるのですが、
タイの王宮で撮影許可が下りなかったらしく、
マレーシアにセットを作って撮影したそうです!!
(私は本物だと思ってずっと見ていました。)



アンナと王様は次第に惹かれあっていくのですが、
この映画、音楽とは全く関係が無いと思いきや、
最後の場面でイギリスに帰ることを決めた家庭教師のアンナがオルゴールを聞いている場面があるんです。

そこに王様が現れ、英語教師のアンナは言います。

「音楽の基本は数学。
3度音程などいろいろな音が重なり曲が流れていく。

数学という科学に美しい音楽が
作れるなら、教師と国王にも
何か答えを?」


2人の未来を音楽に例えて、こんな言葉で表現できるアンナの感性に惚れ惚れしました。

素敵すぎませんか。

そしてラマ4世は言います。

「いつかそんな開けた可能性を皆が理解する時が来る。
進化の第一段階だ。」


切ないですね、、、

ラマ5世がタイを近代化に導き、タイでは人気がありますが、ラマ4世の考え方も先を行っていたからこそだなと思いました。

王室のことやミャンマーとの争いのことも分かり、
衣装や王宮のセットも豪華で見応えがあるとてもいい映画でした。

タイのバンコクにはラマ4通りという通りもあって、日タイ橋がありますよ。


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