見出し画像

ヨーロッパ照明器具ブランド紹介 -1.はじめに-

こんにちは、現在ベルリンでライティングデザイナーとして活動しいていますmami(@mamichen0929)です。
個人的にもヨーロッパの良いブランドを教えて欲しい!という質問をよく受けるので記事化してみようと思い立ちました。ヨーロッパにおいては、例えばドイツ国内のプロジェクトであってもドイツブランドだけということはなくヨーロッパ内のブランドを横断して使うことが標準です。

さて、照明器具と一言で言っても大きくはこの二つの分野に分けられます。
1.建築化照明
2.デコラティブ照明
それではざっくりと説明していきましょう。

1.建築化照明

ダウンライトやリニア、スポットライト器具など、建築に取り込まれる形で置かれる照明器具を指します。デザインというよりかは、その機能性が重視される分野です。美術館照明で有名なErcoなどドイツが強いという印象です。

画像1

↑同じデザインの器具で配光の違う機能をもつ。

画像3

↑極小のスポットライト。最近では小型でかつ性能の良い照明器具も多くある。

2.デコラティブ照明

ペンダントライトやテーブルランプなど、装飾的に置かれる器具を指します。これで明るさを担保するというよりは、デザイン性が重視される分野です。ルイスポールセンに代表される北欧や、繊細なデザインが素敵なViabizzunoのあるイタリアなどが強いという印象です。

画像2

画像4

↑ミラノデザインウィーク2018にて筆者撮影

1,2のどちらも製造しているブランドもありますが、基本的にはどちらかに比重を置いたブランディングをしていることが多く、例えばリニア器具のみ、屋外照明のみ、などターゲットをかなり絞ったブランドも多く存在します。
その点で、日本よりも中小規模の照明ブランドが非常に多く存在しており、ライティングデザインをする際に幅広い選択肢があるというのがヨーロッパでライティングデザインをする一つの魅力であるとも言えるでしょう。

今回の連載記事を作成するにあたって以下のようなブランドマップを作って見ました。(随時追加更新予定.21ブランド掲載2020/08/04現在.)これで全てを網羅できている訳ではないですが、以降の記事でそれぞれのブランドの特徴や、推しのプロダクト情報などを紹介していきたいと思います。

画像5

(edit:2020.08.05, total 29brands)


仕組みづくりからサステナブルな社会をめざすドイツの建築・都市計画事務所ASOBU GmbHにて、ライティングデザイナーとして参加しております。
場所や時間から解放されたフルリモートな働き方で、世界中のメンバーと協業しています!御覧ください!
https://www.facebook.com/ASOBU.GmbH/

https://www.asobu-gmbh.com/


基本的にすべての記事を無料公開しておりますが、照明って面白い!勉強にになった!また読みたい!という記事がありましたらサポート頂けると嬉しいです◎