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マエノメリで飛び込んで[70/100]

この東京で
交差点や駅のホームとか
あなたとわたしはきっとすれ違ったりしていた
離れた空の下で同じ時
同じ星を見上げてため息ついてたかもね
(略)
星の数ほど訪れる巡り合いの中で
あなたが私をたった1人愛してくれたから

Jungle Smile『おなじ星』

これだけの人がいる地球上で、出会って、友だちになったり、恋人になったり、同僚になったりする人たちとは、すごい縁があるのだろう。

今、大好きな友達になった彼や彼女と、もしかしたら、全然知らない頃から同じ学校や、同じ電車や、同じ映画館にいたかもしれないんだな、なんて思うと、ドキドキする。

今日は徳島に住む友人と、西荻窪の書店で行われた、稀人ハンター、川内イオさんのイベントに参加していた。去年の今頃は全く知らない人だった。それが今日は別れ際に「ありがとう、またね」とハグし合える関係に。感激だ。

イオさんとの出会いは、ライターの先輩であり、新卒時代から飲み仲間の堀香織さんが、昨年のクリスマスイブの朝に、「川内夫妻がまほちゃんの家の近くで、クリスマス会を開いているから、ぜひわたしの代わりに行ってくるといい」とメッセージをくれたから。

急な展開でドキドキしたけれど「絶対行ったほうがいい」とピンときた。
著書も読まず、いきなり初めましてでパーティーに参加させてもらった。そのあとのお正月に川内イオさん、有緒さんの書籍を読みまくり、すっかりファンに。
2月には、勢いあまってイオさんの稀人ハンタースクールに申し込んでいた。
稀人ハンタースクールに入ったことで、新しい愛しい仲間たちに出会えた。先に出てきた徳島の友人も、ハンタースクール仲間だ。

ほんと、どこにどんな出会いがあるか、わからない。
同じ場所で、同じ体験をしていても、全くそのまますれ違ってしまっただけの人もいっぱいいる。
それでも、そのあと「知り合い」になって「友だち」になって、関係が深まっていった人たちとの関係、大切にしたいと思う。

そして、その「すれ違うだけの人」になるか、「大切な人」になるかは、もしかしたら「えいっ」と飛び込めるかどうかで決まるのかも。これからもちょっとマエノメリで「えいっ」と飛び込める人でいよう。

人見知りの川をえいっと飛び越えた私たちの出会いもまた、新しい命の誕生と同じくらいの奇跡だなあ。彼女の背中を見送りながら幸せって思った。

人見知りという傲慢?【さとゆみの今日もコレカラ/038】

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