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だいたいの悩みは「固い頭」が作りだしている?[59/100]

今日の電車の中、隣に座っていた3歳くらいの女の子が、お母さんと思しき女性に向かってずっと「なんで?」「なんで?」と聞いていた。
でた! なんでなんで星人! 長女も「なんで?」ばっかり言ってたなぁと懐かしく思う。

そういえば、私は悩んだ時に、この「なんでなんで星人」を私の頭の中に召喚する。

悩みといっても、「今日の夜ご飯どうしよう」とか「待ち合わせに間に合わない」とかそういう短期的な悩みではない。

半年くらい、私の頭から消すことのできない悩み。例えば「もっと書けるようになりたい」とか「娘との時間を取れていない」とか。

そんなときに「なんで?」と幼き頃の娘に聞いてもらうと、「え、なんでって」と考えているうちに、悩みの解決方法が見つかる。私を悩ませる原因が、私の頭のかたさゆえに…だからだ。

2022年は、「もっと文章が書けるようになりたい、もっとスキルアップしたい」と悩んでいた。「なんで?」と問うてくる娘(想像)。

書いてみたいことがあるから。
「なんで?」
文章が出てこないから。書く機会がないから。掲載できる媒体がないから。

たくさんある自分の解答を書き出して、最後は「ライティングゼミに入る」「古巣のメディアで書かせてもらう」という結論を出した。

ネックになっていたのは「そんな時間もお金もない」ということだった。でも、本当に? なんでないの? と考えた時それが「子育て中に、そんな余裕ないでしょ」「そんな時間やお金の余裕あるなら、子どもに使うべきでしょ」という思い込みにあったことに気づいたのだった。

学生時代から「まほって、しなきゃって言うことが多いよね」と指摘されるほど、固定観念に縛られがちだった。それが生きにくさの原因になっていると気付いてからは、意識的に「べき」を手放そうとしている。それでも、私の潜在意識の中には、まだまだ「べき」がたくさんある。

子どもは無邪気に聞いてくる。本当に、わからないから。あの目をキラキラさせながら聞いてくる「え? なんで?」が、私の頭を柔らかくしてくれる。


こういうとこ、私、まだまだアタマが固いんだよなあ。

ライブとは【さとゆみの今日もコレカラ/026】

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