プリズムパワー・メイクアップ!「セーラームーンミュージアム」の感想
セーラームーンミュージアムに行ってきました。
2022年7月の東京展から二年が経った現在も、全国を巡回している展覧会です。
また行きたいなと思い、振り返りをしてみることにしました。
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美少女戦士セーラームーンは小学生の「なかよし」読者だったころに始まり。そして、あれよあれよという間に社会現象となり。気づけば、5年もつづいた漫画で他になく。ワクワクしながら見ていたため、思い入れがあります。
しかも今回はセーラームーン展(2016年)のときにはなかった「歴代玩具の展示あり」とのこと。
玩具!
セーラームーンの変身アイテムは、小学生が憧れる大人っぽいデザインで、かつ「まぼろしの銀水晶」をめぐるストーリーにも引き込まれたので、あのころの気持ちが蘇ってテンション上がりました。
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ロッドと、変身スティック。
ミュージカルの小道具でしょうか。
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ホログラムがキラキラ!!
第一話の初変身シーン、エモいです!!
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奥へと進むと、たくさんのおもちゃがずらり。
アニメ放送5年分の展示物ですよ。
それらが並んだ中でも、やっぱり初期のおもちゃを見るといまだにときめきがあふれだします。
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セーラームーンが始まる前は、なかよしの姉妹誌・るんるん(季刊)も買っていて、リリィ&アールのふしぎなお店が好きでした。
そのうちに始まった、コードネームはセーラーVは、元祖・セーラー戦士こと愛野美奈子ちゃんが主人公。ずっと楽しみに読んでいました。
というのも小さいころからわたしは、戦隊モノが異常なほど好きでした。
幼稚園ではいつも男の子たちとごっこ遊びをしていたほど。(そして絶対にイエロー)
なので「少女漫画誌にもついに戦うヒロインが!」とハートが燃えました。
連載開始前のなかよしでも、
「次号、美少女戦士セーラーV!連載スタート!アニメも同時スタート!!!」
と、大々的に告知がされていたので、それはそれはワクワクが止まりませんでした。
セーラーV、といいつつおだんごヘアなので、美奈子ちゃんではないけれど頭の上にいるのはアルテミス……
しかしながら大人の事情で(タイトルがセーラーVのままでは商標がとれず)、設定を一新されて誕生したのが美少女戦士セーラームーン。
セーラー服で戦う女の子……
お月様のご加護……
どんだけ女子の心を刺してくるのと!
美奈子ちゃんが主役じゃないのはアレレ?な感じでしたが、読者アンケートに答えて当たる賞品の写真も、変身アイテムの玩具版(ピンクなネイルグロス)がまだ開発中のモックアップから掲載されていたものを、写真に穴が開くくらい毎日じっくりとワクワク見ていたのを覚えています。
とはいえ初期はまだVちゃんのデザインを踏襲していて、仮面をつけているんですよね。
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話は戻りまして、一期おもちゃ、やっぱりカワイイです。
見ていてまるで、タイムマシンに乗っているような気分になりました。
あのころの気持ちが、思い出が蘇ります。
おもちゃのパッケージをイメージしたピンク×黒の空間デザインがまた、非日常を演出していて、「現実逃避って最高だな」としみじみ感じさせてくれました。
最近の展覧会は撮影OKが多いですね。思い出は心の中に残しておきたいので(増えすぎる写真管理が面倒なのもあり)必要ないかなと思いましたが、こうして振り返りができるのは、ありがたいです。
持っていた私物とのツーショットも記念にパシャリ
最高でした!!!
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おもちゃの展示もさることながら、武内先生の原画が見られたのがとても!幸せでした。これが本日のメインイベント第二弾です。
好きな扉絵とか、ふろくの絵とか、全プレの絵とかを見られて幸福感に包まれます。細い線にぼかしのカラーが特徴的で、とても繊細でした。
原画の展示だけは撮影禁止だったので、スマホのシャッター音も気にせずにじっくり集中して鑑賞できたのもありがたかったです。
武内先生、人体のどんなポーズも自然に描けてすごい。
The・チェリープロジェクトでスケートの漫画を描いていたからこそだなと思います。
コマや四角いフキダシにアールヌーボーやアールデコの要素を取り入れられていたのもおしゃれでした。
本物のカラー原画が拝める、まるで夢のような、こんな日が来ることを小学生のわたしに教えてあげたいです。
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時空の扉を抜けて、現実へと戻ります。
グッズ売り場でおみやげ探索。
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朝から入場したのでもうお腹がペコペコだったのですが、カフェはお昼時とあって大行列。なのであきらめて、外のキッチンカーを利用しました。
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2期では、一部の展示絵が入れ替えありとのことで、また行くことを決めています。同じ展覧会を2回見るって、最高の美術館の楽しみ方ですよね。
2024年4月追記:まだまだ全国を巡回中なので、どこかへ遠征にも行きたいなと思ってます。ちなみにいまは大阪展が開催中!
また数年後にでもパワーアップしたセーラームーンミュージアムで、まだ見ぬ原稿や、おもちゃの秘蔵資料、あとは忘れちゃいけない実写版セーラームーンの制作記録などが、特別に拝めたりすることも期待しています。
おまけ
セーラームーンの舞台、麻布十番商店街に掲出されていたフラッグ!
おわり
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