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CahierdeVoyageパリアムステルダム旅日記1991

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"Cahier de Voyageパリ-アムステルダム旅日記1991”は26才はじめて海外一人旅をした時の旅絵日記です。毎日パリを歩きまくり、毎夜書きなぐった覚書のような日記です…
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#フランス

旅日記6日目パリ・トロカデロ界隈(1991年8月4日)

メトロのトロカデロ駅で降りるとトロカデロ広場があり、ここからのエッフェル塔の眺めが最高です。シャイヨー宮にあった「映画博物館」はチープな展示だと思ったが、実はこのシネマテークの映画館で多くのヌーヴェルヴァーグの監督たちが映画を観た場所。1997年に火事があり、現在は12区のベルシーに「シネマテーク・フランセーズ」として再オープンしているらしい。シャイヨー宮からプレジダン・ウィルソン通りを歩いてパレ・ド・トーキョーにある「パリ近代美術館」へ。 この時の私はロベール・ドローネー

旅日記2日目パリ・カルチェラタン散歩(1991年7月31日)

朝ごはんがとにかく可愛くて感動!カフェオレボウルにママの手作りりんごゼリーにトースト、スコーン。ちまちまとカゴやトレイに乗せられていた。昔は今のように写真をバシバシ撮らないのでイラストだけで残念だ。 イザベルには日本で個人的にフランス語を習っていて、この旅の宿泊先まで手配してくれた。リュクサンブール公園に近い「Pension Ladagnous」はリーズナブルな食事付きの宿泊施設。カルチェラタンは学生が多く、安心して滞在できそうなこの界隈を選んでくれたようだ。8月はバカンス

旅日記1日目アエロフロートでパリへ(1991年7月30日)

1991年7月30日成田空港12時発のアエロフロートに乗り込む。機内で隣り合わせになったのは、留学経験豊富な大学生ウエムラくんとロンドン在住アーティストのミユキさん。2人ともこなれた感じでCAさんとの会話もスムーズ。カッコいい。英語の本なんか読んじゃったりして、私とはレベルが違いすぎ。パリに着く前にすでに自信喪失である。 パリまで16時間のあいだに機内食は3回。恰幅のいいCAさんが「eat!」「eat!」と言いながら機内食を配っていた。ハッキリ言って怖い。 シャルル・ド・

"Cahier de Voyageパリ-アムステルダム旅日記1991"

母が"パリ好き"だったので、小さい頃から昔のシャンソンを聞いたり、フランス映画を観て育ちました。絵を描くことが好きだった母もイラストレーターになりたかったようですが、時代が時代でそんなハイカラな夢は叶いませんでした。 母の影響もあり、私も自然と絵の道に進みイラストレーターになりました。 1990年イラストレーターになった頃からヌーヴェルバーグの映画やフレンチポップなどをテーマにした作品を描いていました。作品づくりをしていくうちに、映画が撮影された場所やかつて画家や音楽家が