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日独文化の違いを考える:保育園編

あなたがあなたであることが可能性

英語力獲得+地球規模の夢に向かう場所@MYPLACE
サポーターまみーです。

「どうして"自分は"英語を学ぶの?」=【目的】を見つけ、
「どう活用したい?」=【目標】を明確にし、
「どうしたら実現できる?」=【方法】を自ら気づき、
決断し、行動し”続ける”サポートをしています。

可能性は無限大!
この事実をより”多くの人に伝えたい”!
この思いをここに綴っていきたいと思います。

ミニ見出しに書いた
「あなたがあなたであることが可能性」

これは@MYPLACEを約9ヶ月やって
最近たどり着いたこと。

そうだ!可能性が無限大!
その無限大を引き出すために
自分が自分であること
あなたがあなたである必要があり
あなたがあなたであることが”可能性”の塊だと。

日独文化の違いを考える

さてさて、今回はちょっと真面目で
ちょっと真剣に考えたいテーマです。
(いつも真剣に考えてるけど)

内容もボリューミーになりそうなので、

日独文化の違いを考える
‐保育園編
‐小学校編
‐日常編
の3編に分けて書いていきたいと思います。

まずは、【保育園編】から。

文化

はじめに、今回
「日独の違いを考える」か
「日独の文化の違いを考える」か
めっちゃ迷いました。

でも、いろいろな違いが重なっていったとき
それが”文化”として形成されていくと考えたとき、
やっぱり”文化”やなと思い
「日独文化の違いを考える」にしています。

ここ、ちょっと異論ある方いらっしゃるかもしれないけど、
いったんこの形にさせてもらいます。

保育園編:しくみ

ドイツにはKITAという、
日本でいう「こども園」に近しいものが一般的です。
(これも旧西ドイツと旧東ドイツで若干異なるらしいので
今回はわたしの住んでいる旧東ドイツについて書きます。)

日本でも近年ルールが変更されることになりましたが、
ドイツでは基本申請して空きがあれば
親が働いていても働いていなくても
入園することができます。

ただ、親の状況によって
短時間保育6時間か
長時間保育8時間かが決まります。

わたしたちの場合は
夫が学生兼パートタイム
わたしが、フリーランスの基本在宅ワークなので
短時間保育の6時間となりました。

今、5歳娘は毎日8:45~14:45KITAに通っています。

空きがあるかどうかについては
日本と同様エリアによって大きく異なり
待機児童が出ているエリアもあれば
定員に対して子どもたちが少ないエリアもあります。

また、ドイツは全体的に保護者の教育への意識が高く
子どもにあった園に通うため
毎朝車で1時間近くかけて園へ通っている家庭もあります。

実は、わたしたちは第一希望の園には
今年の9月からしか入れないということで、
9月までの期間、第二希望の園に通っています。

保育園編:保育士資格

ドイツの保育者資格は
専門学校または大学で学び、インターンシップを経験し、
その後資格を取得することができます。

日本でも専門学校と大学で保育士資格が取得できるのは同じですが
日本には「保育士試験」という試験があり
これに合格すれば保育士資格を取得することができます。

この試験はペーパーテスト+ピアノや絵本読みのみで、
実践研修は一切ありません。

言うなれば、独学で、
誰でも「保育士資格」を取得することができ、
保育士資格があれば、誰でも保育士になることができます。

このことをドイツの人にいうと
「それでその人に自分の子どもをあずけるの?大丈夫?」と言われます。

初めて保育園で働く際は
先輩保育士さんについてもらいながら
OJTで学んでいくので何とかなっているのだと思いますが、
大丈夫?といわれると、、、どうでしょう?
でも、それが日本の今の制度です。

保育園編:保育者

わたしは、昨年夏まで、日本で、
保育園・幼稚園向けプログラム開発の仕事をしていて、
仕事で週に1~2回は様々な保育園や幼稚園に行っていました。

保育士向け研修も担当していて、
保育者のみなさんと触れ合う機会がたくさんありました。

日本の保育園はとにかく保育者へ規則があれこれあります。
子どもたちの安全のため、
保護者の方に不快感を与えないため、
とくに身だしなみにはたくさんのルールがあります。

髪の毛が肩に付いたらくくる、
おくれ毛は出さない、
髪色は自然な茶色より明るくしない、
カラーコンタクトは不可、
つけまつげ不可、
アイシャドウはブラウン系のみ、
マニキュア禁止、
ペディキュアもなし、
アクセサリーはもちろん禁止、
制服がある園もあります。

清潔感のある身だしなみにより
保護者の方に安心感を与えることができ、
アクセサリーなどで子どもを傷つけることがない。
うん、とっても納得。

で、ドイツの話。
わたしの5歳の娘の担任の先生は2人います。

ちなみに”〇〇先生”って呼び方はせず、
保護者も子どもたちも
名前の呼び捨てで「Mami」って感じで呼びます。

一人が男性の先生。
耳に10円玉くらいの大きさの穴のボディピアスをしていて
そこになんかの動物の角みたいなものが刺さっています。
子どもたちは「マンモス?やぎ?恐竜の角?」と毎日ネタにしています。

いつも赤か黒のバンドTを着ていて
ヘビーメタルチックなヘアメイクの人が
Tシャツの上であっかんべーをしたりしていて、
子どもたちは喜んでそのマネっ子をしています。
(そして、その後それがどんな意味なのか、
どんなときにしてよくてどんなときによくないかを
それを着ている先生に教えてもらっています。)

ジーンズは前も後ろも穴だらけで、
猛獣の鎖かと思うほど重そうなウォレットチェーンをつけていて
遠くに離れていても
しゃーん!しゃーん!と音が鳴るので
「あっ!〇〇(彼の名前)はあっちだ!」とわかります。

もう一人は女性の先生。
白っぽい金髪に、ところどころ
ピンクと緑のハイライトが入っていて、
紫色のでっかい眼鏡をかけています。

いつもアイメイクにキラキラがついていて、
女の子から「かわいい!」とひっぱりだこ。

うでには人魚?のタトゥーが入っていて、
服装は最近暑くなってきたので
ピタッとしたキャミソールに
ピタッとした短パンを履いています。

腕には10本くらいブレスレットがついていて
首にも複数
足首にもいっぱい。
これも女の子たちから大人気で
うちの娘も「〇〇のネックレス、今貝殻だった~!」と
よく報告してくれます。

マニキュア&ペディキュアにもアートが入っていて
良く変わるので子どもたちの注目の的です。

・・・
どうでしょう?
大げさでもなんでもなくこんな感じです。

保護者に不快感を与えないため・・・
男性の先生も女性の先生も
子どもたちの力を信じ、個性を尊重し、
それぞれの能力をサポートしてくれる素晴らしい先生で
わたしの子どもは彼のことも彼女のことも大好き。

子どもを保育していただく方、その力をジャッジするのに
ボディピアスやウォレットチェーン、
キャミソールやタトゥーは関係ありません。

じゃあ、安全性はどうなの?

ピアスがもし刺さったら?
うん、あり得るかもしれません。
でも、その可能性は、
建物のねじが緩んで落ちてきて
それに刺さるくらいの可能性ではないでしょうか。

子どもの使う建物だからねじを使わないでって言うでしょうか。

もちろん、けがは少ない方がいい。
でも、子どもは伝えればわかります。
「このピアスは触ると痛いよ、みるだけにしてね」
そう1回伝えたら、みんなそうしています。
もしまた触りたくなったらまた伝えればいい。

子どもにとって危険だからと取り除いていたら
何にも出会えないのではないでしょうか?

それに、お母さんだってお父さんだって
ピアスしてたり、髪を染めていたりするのに
保育園の先生だけはだめ。
これは子どもたちにどう映るのでしょうか?

保育園編:子ども

ドイツでは子どもたちももちろん
好きな格好で登園します。

ワンピース、カチューシャ、アクセサリー、ピアス何でもあり。

我が家の5歳児が一番喜んでいるのが、
自分のお気に入りのおもちゃやぬいぐるみを連れて行けること。

日本の保育園ではおもちゃを持って行くと
他の子と取り合いになったり
園で壊れたりしたら園で責任を持てないから
と自分のおもちゃを持って行くことは禁止されていて
いつも家から持って行くけど
園の玄関先で涙ながらに親の鞄に入れていました。

今では「今日はどの子にしよう?」と
毎日相棒をとっかえひっかえしながら連れ出しては
クラスの子と見せあったり
交換して遊んでいます。

先生に聞いてみたけど、
取り合いになったことなんて一度もないそう。

壊れたら園で責任持てない、
おもちゃっていつか壊れたりするだろうし、
子ども一人で使っていても壊れることもあるし、
園で壊れたからって、
弁償してなんて、誰も思わないと思うけどな。

日独文化の違いを考える

日本もドイツみたいにしたらいいやん!
っていう話ではなく、
この背景には”文化”があり、
ドイツで同じことを日本で
そのまま取り入れることは難しいだろうし
その逆もしかりで
日本の制度をドイツに取り入れると
不満に思う人が出てくるのだと思う。

どちらがいい、どちらが悪いという話ではなく、
「どうして”違う”んだろう?」と考えたい、と。

これから、社会がますますグローバルになり、
オンラインで、リアルで、
世界中の人とコミュニケーションをとりながら
仕事をしたり、地球のために協力していく世界になるだろう。

そのときに、必要なことを
本当に考えることができているのか。
そして、それを子どもたちに伝えようとしているのか。

文化とは、多様とは。
日々考えています。

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