おとなりのミツバチさん~その壱
尼崎の養蜂家ミチノさん
尼崎の愛蜂家おざきです。
都市型養蜂も各地で増えてきていますが、二ホンミツバチでの都市型養蜂はまだまだむずかしい状況。
いろんなかたと出逢い、つながりやアイデアや力をつなげてみんなで実現できたらと思います。
そのためにも、ミツバチに関わっている方々とつながり、お話をきき、「おとなりのミツバチさん」としてご紹介していきます。
今回は、友だちが「近所に尼崎で養蜂をしてる方がいるよ~」とおしえてくれたので、さっそくお話をききにいきました。
場所は尼崎の工業地帯。
「尼崎21世紀の森構想」の一環として「尼崎鉄工団地協同組合」で養蜂がはじまり、それを引き継いだ形で、個人でされているミチノさん。
もう10年以上されてるそうです。
なぜ養蜂を続けられたんですか?
「もちろんミツバチがかわいいっていうのもあるけど、蜂蜜がとにかくおいしい!家族や親せきに食べさせたら、うちの孫なんか、他の蜂蜜が食べられなくなって(笑)」
「わかります!一般に売られてるのとぜんぜんちがいますよね!」
「さいごまでやり通してあげんとなぁ。足腰も痛くて大変やけど、最近では大学のゼミの子らが「都市型養蜂」について勉強してて、かわるがわる手伝ってくれてるし。
この場所だって「ミチノさんががんばってるから」って、鉄工所のひとが場所や巣箱も用意してくれて。ありがたいわぁ」
ミチノさんが養蜂されているのは「西洋ミツバチ」という種類。
燻煙器で煙を出しながら作業をします。
二ホンミツバチでは、燻煙器をつかわないことが多く、西洋ミツバチでは、作業中刺されないための工夫として用いられています。
ではでは・・・巣の中を拝見
お~っ、ぎっしり蜂蜜が詰まってて・・。
あ~っ、働きバチがたくさん集まって蜂蜜たべてます♪
子育てエリアでは、働きバチが巣に頭をつっこんで、中の赤ちゃんに蜂蜜をたべさせています。
採ってきた蜂蜜は、口移しで巣に入れていきます。
こうして、蜂蜜にミツバチたちの酵素が含まれ、ただの蜜にプラスαが加えられるのです。
花粉団子をつけてる子もいます~💕
「女王バチは、なかなかみつからへんけど・・・おった!」
ミチノさんが女王バチをみせてくれました!!
めちゃくちゃ動きまわってます!!すごい!こんなにじっくりははじめてです!!
尼崎でしかも工業地帯でなんでこんなに蜜が採れるんですか?
「尼崎って、森林があるわけでも、街に花がいっぱいあるわけでもないやろ?でも、街路樹はいっぱんある。たとえば「サルノコシカケ」」
「いまの季節、いっぱい咲いてますよね♪」
「そう。ああいう木に咲く小さい花も蜜源になるねん」
「そうなんですねぇ」
「ひとりで作業するより、いろんなひとが来てくれて、ワイワイできるほうがいい✨また見たい人がおったら、ガイドするで!」
と言ってくださいました✨ありがとうございます✨
ちなみに、一般に販売されている蜂蜜はほとんどが加熱処理されており、その過程で熱に弱い成分はなくなってしまいます・・
ミチノさんの蜂蜜は加熱処理されていないので、ミツバチの酵素も感じられ、エネルギッシュ!だそう。
養蜂の様子を見たい方はぜひミチノさんにお問合せを♪
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